今回FISがフリーライドを公式種目に認定したことにより将来的にオリンピック種目として採用される可能性がでてきました。フリーライドは従来の競技と異なり山全体を自由に滑走していかにダイナミックに滑れたかが焦点となる競技。従来と違い非常に新鮮で、自然と融合するという意味でも見応えがある競技です。その反面で競技の自由度が高すぎるために採点方法などが非常に難しく競技として公平にジャッジができるのかという問題点があります。
2024年6月5日にレイキャビク/ アイスランドで開催されたスキー&スノーボード連盟(FIS)の総会にて、フリーライド・スキー&スノーボードがFIS公式種目として全会一致で認定されました。
この認定を受け、フリーライド・スキー&スノーボードは、世界各国のスキー協会内で正式に選手育成を進めていく事になります。2022年12月にFWTがFISに買収されたのに続き、フリーライド競技の世界規模での発展に向けた第2フェーズに入りました。アスリートへの支援を拡大し、将来的に冬季オリンピックに組み込まれる可能性を高めるものとして注目されています。これは、フリーライド・コミュニティに大きな影響を与えることが期待される出来事です。アスリートたちが国際的な舞台でそのスキルを披露する場を提供し、次世代のフリーライダーたちがより大きなサポートとリソースを得て情熱を追求することを後押しすることになります。
FWTの創設者兼CEOであるNicolas Hale-Woodsのコメント
「これはフリーライドコミュニティにとって重要な日である。フリーライド・スキー&スノーボードがFISの公式種目として承認されることは、このスポーツを向上させ、世界中のアスリートに新たな機会を提供することになる。私たちは、フリーライド・ムーブメントとその先にもたらす将来の展望に興奮しています。」
FIS会長のヨハン・エリアッシュのコメント
「FISはすべての人のために、あらゆる形態のスノースポーツの本拠地であり、フリーライドのような魅力的な新種目を全面的に受け入れるのは当然のことだ。私たちは彼らをファミリーの一員として迎えることができ、感激しています」
FISについて
FISは国際スキー・スノーボードの統括団体で、1924年にフランスのシャモニーで開催された第1回オリンピック大会の際に設立された。国際オリンピック委員会(IOC)に承認されたFISは、アルペンスキー、クロスカントリースキー、スキージャンプ、ノルディック複合、フリースタイルスキー、スノーボードのオリンピック種目を管理し、国際競技規則の制定も行っている。138カ国の加盟国を通じて、毎年7,500以上のFISスキー・スノーボード大会が開催されている。FISは、スノーアクティビティを健康的なレジャー・レクリエーションとして、特に青少年に普及させるための具体的な取り組みを行っている。
詳細は:www.fis-ski.com。
■Freeride World Tour(FWT)概要
FWTは1996年にスイスで第一回大会が行われ、その規模はフリーライドファンの増加と共に拡大。現在は世界で唯一最大のフリーライドの世界ツアーとなりました。(男女・スキー・スノーボード・予選・ジュニア合わせて5600人以上の選手が世界を転戦し、合計150大会が欧州・北米・南米・オセアニア・アジアで実施されています。) FWT JAPAN公式サイト:http://freerideworldtour.jp
【フリーライドスキー・スノーボードについて】
フリーライドは、ゲレンデ滑走だけでなく山の自然な地形を楽しむ新しいウィンタースポーツのスタイルで、世界及び日本でも人気が高まっています。特に日本の質の高い大量のパウダースノーは海外で「Japow(Japan + Powder Snow)」と呼ばれ、日本は最高のフリーライド体験が得られる国の一つとして国際的に認知されてきています。
当記事はPR TIMESのプレスリリースを転載しております。スノーラボはPR TIMESのメディアユーザーとなります。
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