日本では冬が終わり、南半球のニュージーランドでは、6月より続々とスキー場がオープンとなります。
今回はニュージーランドへのスノーボードトリップ初級者向けとして、拠点にすべきニュージーランドの町とスキー場を紹介します。
ちなみに、以前のスノーボードブームの時と違い、ここ10年くらいはニュージーランドへスノーボードトリップを楽しむ日本人が少なくなってきたような気がします。(その反面で中国人や韓国人のスノーボーダーが多くなってきています)
ですが、世界中から雪を求めてぶっ飛んだスノーボーダーが集まるという点においては、今も昔も変わりません。
ニュージーランドのスキー場は日本と違い多くありません。そのため1シーズン過ごせば、必ずといっていいほど、世界のトップライダーの滑りを間近でみることが可能な点も魅力的です。
ニュージーランドでスノーボードを楽しむ3箇所の滞在拠点
ニュージーランドでスノーボードを楽しむには、ニュージーランドの中でも南島がメインとなります。
南島の中でも、下記3つの街が拠点となることがほとんどです。
王道のクイーンズタウン
南島の中でも、さらに南ある街がクイーンズタウンです。
日本で言うところの「軽井沢」的な街です。
日本から来るスキースノーボード客は、クイーンズタウンに滞在するケースが大半です。
町の中央に商店街的な通りがありショップが集まっています。
最高のロケーションと圧倒的な景観を楽しめる街であり、バーからレストラン、観光スポットも多数あり、長期滞在しても飽きることがない全てがコンパクトに揃った街です。
コロネット・ピークやカドローナといった大型のスキー場からのアクセスも良好な位置にあります。
ちなみに、ロープウェーを登った高台からバンジージャンプが可能です。
特に高台からの夜景はめちゃくちゃキレイです。
安定の田舎町ワナカ
クイーンズタウンの北東に位置する小さな村がワナカです。
ワナカ湖の湖畔にあり、THE ニュージーランドといった感じの田舎町です。
スーパーマーケットやフィッシュアンドチップス屋、あとは数えるほどのレストランがある程度で、町全体がのんびりしています。
この町の魅力は、「ニュージーランド最大のスキー場、トレブル・コーン・スキー場から最も近い町」であり、クイーンズタウンと比べると長期滞在にオススメな割安な宿泊施設がある点です。
ホリデーパークと呼ばれる、キャンプ場やキャンピングバンのある施設も徒歩圏内にあり、長期滞在するスノーボードも多く集まる街です。
ちなみにクイーンズタウンまでは車で1時間くらいです。
超コアなスキー場を攻めるなら都会のクライストチャーチ
南島最大の都市、クライストチャーチです。
一度大きな震災があり日本でもニュースとなった町です。
前述のクイーンズタウンやワナカと比べると圧倒的に大きく、さまざまな地区に分かれています。
6月~のウインターシーズンでも、基本的に街中で雪が降ることはありません。
宿泊施設もピンきりで高いものから激安なものまで揃っています。
また国際空港があるため、アクセスが良好です。
マウントハットというスキー場が唯一大きなスキー場となります。
そして、最も魅力的なのはクラブフィールドというスキー場の原型のような会員制のスキーエリアがある点です。(非会員でも滑れます)
リストなどはなく、山全体を滑るスタイルで日本にはない、非商業的なスキー場です。
各街へのアクセス方法まとめ
各街の大きなマップは下記の通りとなります。
クライストチャーチからクイーンズタウンは、約500キロ、車で6時間の距離です。
町 | 一般的なアクセス方法 |
---|---|
クイーンズタウン | 日本から北島にあるオークランドで乗り換えてク国内線でライストチャーチへ、クライストチャーチから飛行機で移動
もしくは、 クライストチャーチからシャトルバスで6時間 |
ワナカ | 日本からオークランドで乗り換えてクライストチャーチへ、クライストチャーチから飛行機の国内線、その後シャトルバスでワナカへ
もしくは、 クライストチャーチからシャトルバスで6時間 |
クライストチャーチ | 日本からオークランドで乗り換えてクライストチャーチへ |
レンタカーの場合
ニュージーランドはレンタカーが比較的安いです。特に、ウインターシーズンは、閑散期となるためリーズナブルに借りることが可能です。
クライストチャーチからクイーンズタウンまでは、車で6時間くらいです。
なお、通常の道路は雪が降っていることはほとんどないですが、スキー場への道はチェーンが必要です。
行きたいスキー場から町を選択する方法も全然アリです!
ニュージーランドのスキー場の数は日本より非常に少ないですが、魅力的なスキー場が多々あります。
スキー場によって特色が異なるため、自分のスタイルやレベルにあわせたスキー場を選んで滞在する街を決めるのもオススメです。
コロネット・ピーク・スキー場
参照 : https://www.nzski.com/queenstown
コース難易度 | 初級25%・中級45%・上級30% |
近い街 | クイーンズタウン(約25分) |
公式WEB | https://www.nzski.com/queenstown/the-mountains/coronet-peak |
コロネットピークはクイーンズタウンの町から約20分程度と最も近いスキー場です。
唯一、ナイター営業のあるスキー場となります。
規模も大きく、他のスキー場と比べると最も標準的でオールマイティーなスキー場です。
トレブル・コーン・スキー場
参照:http://www.treblecone.com/mountain-info/about-treble-cone/trail-maps/
コース難易度 | 初級10%・中級45%・上級45% |
近い街 | ワナカ(約35分) クイーンズタウンからは車で1時間半 |
公式WEB | http://www.treblecone.com/ |
南島最大のスキー場です。とにかくでかいの一言です。
フリーランを中心に鍛えたいのであればトレブルコーンがオススメです。
1ヶ月くらい滑ってても飽きないスキー場です。もちろんパークもあります。
特に、他のスキー場と比べて地形がウィットに富んでいて、フリーランにおいてはかなり鍛えれる地形です。パウダーとなった時もかなりオススメです。
またニュージーランドのスキー場は木々がなく岩肌が完全にでているスキー場がほとんどで風の影響を非常に多く受けます。
トレブル・コーンは山に囲まれているため、クローズ率も低いです。
カードローナ・アルパイン・リゾート
参照:https://www.cardrona.com/winter/mountain/maps/
コース難易度 | 初級20%・中級55%・上級25% |
近い街 | ワナカ(約35分) クイーンズタウン(約60分) |
公式WEB | https://www.cardrona.com/winter |
ニュージーランドに行ったら一度は行っておきたいスキー場がカドローナです。
圧倒的な横幅のあるバーンが特徴的で開放感のあるスキー場です。
ワナカとクイーンズタウンの間に位置しており、アクセスはワナカからのほうが近いです。
広いオープンバーンで滑りやすく、とにかくパークが充実しています。パークを目的にキャンプが開催され、プロスノーボーダーも集まるスキー場です。
ワナカとクリーンズタウンの中央に位置しておりどちらかもアクセスが良好です。
リマーカブルズ・スキー場
参照:https://www.nzski.com/queenstown/the-mountains/the-remarkables
コース難易度 | 初級30%・中級40%・上級30% |
近い街 | クイーンズタウン(約25分) |
公式WEB | https://www.nzski.com/queenstown/the-mountains/the-remarkables |
コロネット・ピーク同様にクイーンズタウンから近いスキー場です。
コロネット・ピークよりひと回り小さいスキー場となりますが、標高が高く、景色も最高によいスキー場です。パークも充実しています。
マウントハットスキー場
参照:https://www.nzski.com/mt-hutt
コース難易度 | 初級25%・中級50%・上級25% |
近い街 | メスベン(約35分) クライストチャーチ(約90分) |
公式WEB | https://www.nzski.com/mt-hutt |
クライストチャーチ近郊にある最も大きいスキー場です。といってもバスで2時間程度の距離となるため、クイーンズタウンやワナカと比べるとアクセスにやや時間がかかります。
麓にメスベンという小さな町があり、そこを拠点とすれば35分程度でアクセスが可能です。
カンタベリー平野が見渡せ開放感のあるスキー場です。もちろんパークもあります。
クライストチャーチ近郊に住んでいるニュージーランド人がよく行くスキー場でもあります。
クラブフィールド
コース難易度 | 各スキーエリアにもよりますが基本的に全て上級コース |
近い街 | クライストチャーチ |
公式WEB |
ブロークンリバー マウントオリンパス クレイギーバーン マウントチーズマン テンプルベイズン |
日本にはない特殊な形態のスキー場(スキーエリア)です。クラブフィールドは営利を目的としないスキー場で、基本的にリフトなどはなく、TバーかナッツクラッカーというTバーの原型のようなものを使って山頂まで登って滑ります。圧雪などもほとんどなく、クラブ会員などのボランティアなどで運営されています。リフト係もいなければ案内板などもありません。
特に決まったコースもなく、バックカントリーに近いスキー場です。
ブロークンリバー、マウントオリンパス、クレイギーバーン、マウントチーズマン、テンプルベイズンといったクラブフィールドがあります。
各クラブフィールドによって特色が異なりますが、例えばテンプルベイズンであれば、駐車場に到着してからスキー場に辿り着くまでに1時間のハイクが必要だったり、車で登るのも命がけのような道を登ったりと、難易度が高いですが、その先には日本のスキー場とは一線を画する大自然に囲まれたスキーエリアが待っています。
ニュージーランドのシーズンは6月~9月下旬まで滑走可能です。
ニュージーランドの記事は他にもありますのでぜひ参考にどうぞ。
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