GWも目前となりそろそろスノーボードシーズンも終わり。この時期になると、どうしてもスキー場での滑走よりもそのあとの温泉やグルメなどアフタースノーへ重心が偏ってしまうもの。もともとアフタースノボにウェイトが高かった筆者ではあるが、この時期はさらにウェイトが高まる。そんな時期にふさわしく、スノーボード旅行の寄り道にぴったりなB級グルメを紹介しようと思う。
スノラボ読者諸兄は上信越道の上田菅平IC近くにある「ニュータンタンメン本舗」をご存知であろうか。
君は元祖ニュータンタンメン本舗を知っているか。
この「元祖ニュータンタンメン本舗」を知らない人生をちょっと損している方向けにご説明すると、このお店は東京都大田区~神奈川県横浜市のエリアにかけて出店しているラーメンのローカルチェーン店なのだ。神奈川県川崎市を中心に出店している。このエリアの住民からは絶大な支持を得ているチェーンで、メインエリアの川崎市民で知らない人はいないといえる絶大な存在なのである。もはや川崎市民のソウルフードといっても過言ではない。
個性的なラーメンを理由にカルト的な人気を誇っている元祖ニュータンタンメン本舗。そんな神奈川のローカルチェーンが長野県の上田になぜか出店していう事実。これはなんというこの世の奇跡だろうか、そしてこの元祖ニュータンタンメン本舗が大好きな筆者にとっては運命の再会。いや、これは必然なのかもしれない。こちらの愛が通じたのであろう。とにかくこのお店を偶然見つけた時は涙が出たのを覚えている。公式webサイトをあとから見てみると、上田市に2店、ほかには埼玉県の草加、そして仙台に出店していることが判明した。
このお店の人気の理由は店名にもなっているニュータンタンメン。通常の担々麺とは少し違ったニンニクと唐辛子が効いた独特の風味のラーメンである。最近では、こちらのインスパイヤ系なるものも神奈川県内で登場しているぐらいの人気っぷりなのだ。
元祖ニュータンタンメン本舗 上田住吉店について
長野県上田市になぜか飛び地的に出店しているニュータンタンメン本舗。その経緯はわからないが長野県には2店舗出店中。上田市街の上田店と、上信越道上田菅平ICから約2km、5分程度走ったところにある上田住吉店だ。
スノーボード旅行帰りに寄るならばインターから近い上田住吉店が立ち寄りやすい。上田住吉店は上信越道上田菅平ICから市内に向かって少し走る「住吉」という交差点の手前にあり、スノーボード旅行帰りの寄り道に便利。深夜1時まで営業と営業時間も気にせずに立ち寄れる。ありがたい。
〒386-0002
長野県上田市住吉105-2
newtantan.com
268-71-0829
営業時間: 11時00分~1時00分
上田住吉店は焼き肉屋と複合店になっていて、ラーメンを頼むとサラダバーもついてくる。お客の健康も忘れていないとも言える嬉しいおもてなし。本拠地川崎エリアの元祖ニュータンタンメン本舗はどこもガテン系向けの店内なのに対し、上田住吉店はやや小ぎれいな造り。なぜかお城のような外観をしている。そして店内に入ると女性客もちらほら見かけた。
ここ、上田の地でも老若男女がニュータンタンメンを楽しんでいる姿を見てこちらも笑顔になってしまった。なんと言うか、海外旅行で偶然見つけた無印良品のお店が意外にも混んでいるのを見た時の、なんとも言えないちょっとした嬉しさを感じる。
辛い!ニンニク!クセになる!
ニュータンタンメン本舗のラーメンは、ニンニクの効いた塩ベースのスープに歯ごたえのあるやや太めのストレート麺が特徴。そこに唐辛子とひき肉を絡めた溶き卵が乗せられた一般の担々麺とは少し違ったラーメン。大き目のレンゲが提供されるので、このレンゲを使って麺とスープ、卵とひき肉をよく絡ませて食べるのが流儀である。これがまた見た目を裏切らない味で、とてもうまい!辛さにまけないニンニク。その中にもきっちりと存在感を出す麺。そして垣間見える卵の優しさ。
唐辛子とニンニクが強いので食べた翌日の前門と後門がとんでもない火事騒ぎになりちょっとした後悔はあるのだけれども、それでもまた行きたくなるお味。
オーダー時に「控えめ~大辛」の無料で辛さが選べ、さらに辛い「めちゃ辛」が追加料金となる。筆者のおすすめは、中辛にもやしトッピング。ノーマルのニュータンタンメンはスープに麺、卵、唐辛子、ひき肉少量のシンプルなスタイルのラーメンなので、ここにもやしの歯ごたえとボリュームが加えるとさらに幸せになれるのだ。ちなみに今回の写真は大盛り。ここの大盛りはかなりの盛りなので心の準備をしておこう。
スノーボード帰りによれるなんたる幸せ!
この横浜・川崎のB級グルメがなぜか信州真田の里、上田に出店している奇跡を偶然にも発見してしまった筆者である。そして、この感動をネットの荒波に配信できるとこの幸せ。なぜ、川崎のローカルチェーンが上田に出ているのかなんてそんなことはどうでもいい。もともとニュータンタンメン本舗が好きだった筆者にとってスノーボードを滑ってきた腹ペコの状態でこのニュータンタンメンをたべれるなんというこんなに素晴らしいことはない。
余談であるが、元祖ニュータンタンメン本舗、ちょっと呼び名が長い。なので、略称があるのだが、これが人によって違う略称をつけているのである。「ガンソ」「ニュータン」「タンタンメン本舗」など人によって呼び名が違う。筆者が一番おもしろかったのは「NT」。なので、筆者も通ぶってNTと呼ぶことにしている。
長野県のご当地グルメではないのだが、神奈川県川崎市近辺ではディープな人気を誇るローカルチェーンの味がスノボ帰りに
楽しめる。上田菅平ICを通るスノーボードトリップをするスノーボーダーにはオススメしたい個性派グルメなので、気が向いたらこのNTに是非とも立ち寄ってみてほしい。
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