シーズンもほぼ終了し、真夏に近づいている今日この頃、超コアなスノーボーダーは夏のニュージートリップを検討している人も多いかと思う。
そう、冬は日本のスキー場に、夏は南半球ニュージーランドでスノーボードトリップ、これがジャパニーズスノーボーダーの最強ルーティーンなのだ。
だけど、マネーがない!夏にはニューモデル買わないといけないし余裕が・・・という方も多いかと思う。
そんな方々へ、今回はマイルを使って無料(※)でニュージーランドへ行くためのHOW TOとシミュレーションについて紹介したい。
マイルを使った特典航空券であってもサーチャージ費用が別途かかるので注意。
目的地はクライストチャーチ(南島)する。
ニュージーランドには大なり小なりスキー場が非常にたくさんある。
基本的に南島のクライストチャーチを起点にて、近場であればMtチーズマン、ドブソン、ブロークンリバー、有名どころではマウントハットなどがある。
またクライストチャーチ周辺には「クラブフィールド」と呼ばれる会員制スキーエリア(ノンコマーシャルスキー場)も数多く存在しており、ナチュラルな地形を自由に楽しむことができる山全体が滑走可能なバックカントリー好きには堪らないスキー場も多く存在する。
とわいえ、多くのスノーボーダーは、クライストチャーチからクイーンズタウンやワナカといった街までさらに南下して、カドローナやリマーカブルスという有名なスキー場へ行くのが一般的だ。
とにかく全ての起点はクライストチャーチとなるケースが多い。今回もシミュレーションもクライストチャーチを目指すこととする。
普通に航空券を購入するといったいいくらなのだろうか?
上記は7月1日出発、8月末帰国で比較した場合の航空券金額だ。
上記表の最も安い航空券は、ジャットスターを利用したケースとなる。
とにかく最安。サーチャージ込みで10万円前後で行くことが可能。
ゴールドコーストなどで乗り換えていく、ただし行き先はオークランド。
クイーンズタウンまで行く場合は、オークランド→クイーンズタウンへフライトすれば良いので便利。
クライストチャーチには行く必要がないという人にはオススメだ。
ただし、LCCの場合、荷物の重量制限が非常に厳しい。特にスノーボードなどの重たいものは必ず追加料金が発生するので注意が必要。
オーストラリアのシドニー乗換。LCC以外なら最安の場合が多い。
ちなみにジェットスター航空の親会社。
ニュージーランド北島のオークランド乗換。フライト乗り継ぎもスムーズ。ニュージーランドに行くなら一番王道。
ニュージーランド航空の公式HPから直接予約しても値段はあまり変わらない。
シンガポール経由。値段はやや高いが一番快適。
世界一ラグジュアリーで遊べるところも多いシンガポール空港を経由するため、意外と人気。
ハブ空港だけあって、乗り継ぎもスムーズな場合が多い。
時間とお金に余裕がある人は、シンガポールでトランジットして、シンガポールの観光を楽しむという方法もアリ!
マイレージを交換することで獲得できる特典航空券でNZを目指す場合
特典航空券とは、マイレージを交換することで入手できる航空券だ。丘マイラーになるには、クレジットカードなどを使ってポイントをマイレージに交換することで、特定の航空会社のマイルを貯めて、最終的に特典航空券と交換することとなる。
ニュージーランドに行くには、大きく、カンタス航空などが加盟しているワンワールド系とニュージーランドやシンガポール航空などが加盟しているスターアライアンス系に分かれる。同じ加盟グループであれば提携航空会社にあたるためマイレージを使用することができる。JALのマイレージを貯めたからといって、JALの飛行機しか乗れないというわけではないのだ。
項目 | 内容 |
ワンワールド | JALなど カンタス航空やJALなど JALマイレージの使用が可能 |
スターアライアンス | ANAなど ニュージーランドやシンガポール航空 ANAマイレージの使用が可能 |
航空券は、ジェットスターが一番安いのだが国際線で特典マイルを使うことができないため、却下とする。
では、残る、カンタス・ニュージーランド航空・シンガポールエアラインの特典航空券を使った場合の必要マイル数を計算すると下記になる。
項目 | |
JAL系 | カンタス航空を使用 必要マイル数 : 55,000マイル 東京→シドニー→クライストチャーチ カンタス航空とJALは同じワンワールド加盟の航空会社。 |
ANA系 | ニュージーランドやシンガポール航空を使用 必要マイル数 : 60,000マイル 東京→(シンガポール)→オークランド→クライストチャーチ ニュージーランド航空を使えるため非常に便利で最も最短時間で行くことができる。ニュージーランドに行くにはJALより5,000マイル程プラスで必要となる |
丘マイラーの基本はクレジットカード。生活費を全てクレジットカードでぶっこんだ場合、年間いくらくらいになるのか計算すべし!
平均的な都内のひとり暮らしのサラリーマンを想像してみることとする。なお、国内線などの飛行機を乗れば、スムーズにマイルを貯めることが可能だが、今回のケースはでは飛行機には一切乗らないこととする。
数字はかなりざっくりだがこんな感じだ。
※基本的にクレジットカードで支払えるものだけを計算することとする。
項目 | 金額 |
通信料 (携帯電話やプロバイダー等) |
15,000円 |
電気 | 8,000円 |
ガス | 5,000円 |
水道 | 2,000円 |
NHK | 2,000円 |
新聞 | 3,000円 |
食費 | 30,000円 |
飲み会 | 30,000円 |
その他買い物 | 20,000円 |
月間合計 | 約11.5万円/月 |
年間合計 | 約140万円/年 |
これ以外に、毎年スノーボードを購入、リフト券、高速代などをいれたりすると、だいたい30万円程度はかかるのではないかと思う。
また会社の月1回の飲み会を率先して支払うことで、毎月10万円の支払いをしたとする。
スノーボード費用 | 30万円/年 |
会社の飲み会や建て替え払いなど | 120万円/年 |
総合計 | 約300万円/年間 |
そうするとだいたい約300万円の支出をクレジットカードにて行う計算となる。
もちろん、最近では病院や歯医者などでもなどでもクレジットカードが使えポイントがたまったりするケースもある。
コンタクトを使用している人はコンタクトレンズの購入などもあるだろう。
また、食費をEdyで支払いマイルを獲得するや、Suicaの利用でポイントが貯まる等の方法もあるが今回は割愛する。
とにかく前提として支払いを全てクレジットカードに変え、年間300万円の支出として計算する。
年間300万の支出は一体どれくらいのマイレージになるのか?
つまり、300万円の支出をした場合、30,000マイルの獲得となる。
単純に計算すると、約2年程度でニュージーランドへ行ける!
2年以内でNZへ目指すためのクレジットカード
クレジットカードの入会特典をうまく利用すれば2年以内でニュージーランドへ行ける!
マイレージを効率よく貯めるにはマイル還元率の高いカードを選択する必要がある。
またカードの中には年会費が発生するものも多々あるが、そのようなカードは逆に還元率が良い。
ANA系のクレジットカードでは人気のカードだ。
ANA系なので前述の通りニュージーランドへ行くには6万マイルが必要となる。
項目 | |
入会特典 | 2,000マイル |
ご利用達成特典 | 15,750マイル相当
入会4ヶ月までに60万円を使うとさらに5,250ポイントがもらえる |
その他特典 | 2,250マイル相当
・携帯電話や公共料金をクレジットカード払いにすると最大300ポイント(900マイル相当) |
入会後、60万円使えば15,750マイルの獲得ができるのだが、冷静に考えると、60万があれば余裕でニュージーランドに行って帰ってこられるということだ。
つまり、これから大型の買い物をする予定がある!という人にはぜひおすすめしたいカードである。
仮に60万円の利用がなかったとしても、公共料金の支払いやクリックペイ、MyJCBへのログインなど、その他条件は比較的簡単にクリアが可能だ。
カード利用における獲得マイルを除いたポイント取得と入会特典の2,000マイルをあわせると、4,250マイルを貯めることができる計算だ。
また翌年度も継続ボーナスとして2,000マイルがもらえるため、実質1年経過した時点で6,250マイルを獲得できる。
ANA系の飛行機によく乗る人は、区間マイレージの獲得が25%アップするのも魅力的だ。
買い物だけでマイレージを貯めると、年間300万のカードでの支出(月間約2500マイル獲得)にて1年と10ヶ月でニュージーランドへ行ける計算だ。
ちなみに年会費は年間7,250円だ。
キャンペーン等をやっている場合があるため、詳細などは下記公式サイトを参考にしてもらいたい。
JAL系なので前述の通りニュージーランドへ行くには55,000マイルが必要となる。
また下記をクリアすれば、合計で13,500マイルを獲得することができる
下記は普通カードを選択した場合。
なお、JALアメックスカードは、通常200円利用=1マイルと還元率がやや悪い。そのためショッピングマイルプレミアム(有料)を適用して100円=1マイルにするのがベストだ。
項目 | |
入会特典 | 2,500マイル |
ご利用達成特典 | 最大8,000マイル
入会後3ヶ月までに30万円を使うとさらに8,000マイルがもらえる |
その他特典 | 1,500マイル相当
・入会して搭乗した場合1,000マイル など |
前述のANA JCBカードと同様に、入会から3ヶ月以内にカードを使った場合にボーナスマイルがもらえる。
ただし利用は30万円とANA JCBに比べややバーが低いため、ボーナス前に計画的に入会して使う方にはおすすめだ。
JALのマイルを使って、カンタス航空を使ってニュージーランドへ行く場合、必要マイル数は55,000マイルのため、仮にカード入会後3ヶ月以内に10万円の利用を行い、さらに年間300万円をクレジットで使用した場合は、計算上は、1年と8ヶ月かかることになる。
ちなみに年会費は入会後1年間実質無料、次年度以降6,480円がかかる。
また通常は200円=1マイルとなるがショッピングマイルプレミアムというコースに入会することで100円=1マイルとなる。コース年会費が別に3,150円かかるため、合計で9,450円かかることとなる。
キャンペーン等をやっている場合があるため、詳細などは下記公式サイトを参考にしてもらいたい。
年会費無料で比較的マイレージへの交換レートが良いのが楽天カード。
ポイントのマイル移行手数料も無料の激アツカードだ。
100円につき1ポイントの楽天スーパーポイントが付与される。
楽天スーパーポイントは、1ポイント→0.5マイルでANAマイルに交換することが可能。
つまり実質100円で0.5マイルとなっている。前述までのカードは100円=1マイルだったので、やや交換レートが悪いが、楽天カードは入会特典などが魅力。
入会時の特典
利用条件などもあるが、非常に敷居も低く、5,000~8,000ポイントがもらえる。
1ポイント1円として楽天にて利用が可能だが、マイレージに交換すれば8,000ポイント=4,000マイルとなる。
また楽天での利用であればポイントはいつでも2倍、その他にもポイントが最大10倍になったりするポイントアップキャンペーンが多数あるため、楽天でたまに買い物する人には非常にお得。
また楽天スーパーポイントの有効期限は、最後にポイントを獲得した月から1年間。つまり、1年の期間になんらかしらでカードを使えばポイント有効期限が伸びるため、利用がある限りポイントは無期限で貯めることが可能。(ただし、一部期間限定ポイントというものもあり。)
まとめ
結論的には、どちらもほとんど同じ期間でニュージーランドへ行けるという結果になった。
ANA系で貯めるのか、JAL系で貯めるのかはそれぞれの好き嫌いになるかと思う。
ただ、よく買い物する人は、例えば楽天カード、年会費無料のサブカードを利用して利用状況にあわせて効率よく、ポイントを貯めるのが得策だ。
個人的には、ニュージーランドへ行くのにはやはりニュージーランド航空で行くのが一番便利なので、ANAのマイレージを貯めることを前提に、ANA JCBワイドカードと楽天カードなどのサブカードの両方で貯めるのがお勧めだ。
また、もっと効率的に貯めたいという人は、カードのランクをゴールドなどにしてしまうのも良いかと思う。
注意事項
マイレージの還元率は、変更となる場合が多いので注意が必要だ。
当サイトに記載している情報(2014年5月更新)も古くなる場合があるため最新の情報は常に公式サイトにて確認いただきたい。
またマイルへの移行手数料などもかかる場合もある。特典航空券としてマイルを交換しても、サーチャージは別途とられるので、実質負担ゼロという訳ではないので要注意だ。
また過去の経験則上、お盆休みであった場合でも、半年くらい前から予約をしてしまえば、特典航空券をとれる場合もある。
マイレージを活用して、冬は日本で滑り、夏はニュージーランドで滑るという最強ルーティーンをぜひ実践してもらいたい。
もっと効率よくマイルを貯められるカードを知っているyo!という人はぜひ情報をいただきたい。
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