かなしいけれど、春になってしまった。今年はちょっと早いぞ!
さて、今回は関越道でオススメのパーキングエリアの話をしたい。小ぶりで目立たないけれどナイスな存在、谷川岳パーキングエリアである。ここのパーキングエリアはなかなか快適なので、スノーボーダーの皆さんにはぜひ立ち寄ってみてほしい。
谷川岳パーキングエリアってどこにある?
首都圏から新潟方面に伸びているに高速道路、関越道。首都圏に住んでいるスノーボーダーならばお世話になる人も多いだろう。関越道には群馬県と新潟県の県境に10kmにわたる長いトンネルがある。その名も関越トンネル。その関越トンネルの前後、群馬側には谷川岳PA、新潟側には土樽PAという2つのパーキングエリア(PA)が設置されている。今回紹介するのは群馬県側の谷川岳PA。東京・練馬ICから見ると、関越のトンネルの手前側のPAだ。
長いトンネルの前後にあるために降雪時のチェーン脱着所や、トラブル時の緊急避難所の意味合いもあるのだが、通常利用するのにも便利。空いていることが多く筆者が好きなPAであるのだ。
東京から新潟に向かうトンネルの手前にある上りPA、新潟から東京に向かう下りPA、上下線ともに谷川岳PAはある。ここのPAの名物は、ずばり「水」。湧水スタンドがあって、無料で谷川の湧水をいただくことができる。たまに、業者っぽい人がポリタンクを何個も持ってきて占領している光景もみられる。それぐらい美味しい水なのだ。
標高が高い場所にあるので真冬に行くとちょっと寒いのだが、空いているために施設前に車を停められることが多く、めんどくさい思いをすることもない。ドライブ中にちょっとブレイクするには。ちょうどいい存在。
谷川岳PAのモツ煮が美味しい!
谷川岳PAのおすすめグルメは群馬でお馴染みの「モツ煮」。なんと、某グルメ系口コミサイトでも3.5以上という高評価。実際食べると「いや、そこまでじゃないような…。」という印象は持つのが正直な感想なのだけど、ヘタに観光客向けの飲食店に入るよりは断然安くてウマい。
柔らかくジューシーに煮込まれたモツと、小さめのコンニャクというシンプルな内容。1杯の器にこれもかというモツが入っているので満足感がかなり高い。食べている途中で七味唐辛子を入れるとちょうどよいアクセントになるパンチ感。ちなみにこのモツ煮は冷蔵パックで販売されているので、お土産として買うことができる。2人前で¥700。パウチをあけて温めるだけで、おつまみにもおかずにもなる。食卓の優秀な司令塔を獲得できるチャンスだ。
食堂ではモツ煮単品で¥430 味噌汁ご飯が付いた定食で¥750。定食はけっこうなボリュームなので、スノーボードあとの腹ペコでも大盛にする必要はナシ。コストパフォーマンスが高い理由はここにある。
モツ煮が名物であるのだが、筆者がもう一つ魅力を感じたのは、ここのかけそば。出汁の効いたやや薄めの色のつゆ、そしてモッチリ感のある乱切りのおそば。非常に良い!一般的な立ち食いそば店で出されるものより、頭一つ抜けている感がある。
これは他のSA・PAで食べるかけそばとは思えないクオリティの高さなのだ。これでかけそばは¥340というお値段。プラス¥90で磯辺揚げをのせられる。
筆者は、モツ煮単品とそばを注文したのだが、実は意外にもこの伏兵にやられたのだった。そしてごめんなさい、何気なく頼んで食べてからその美味しさを知ったので写真は撮っていません。カッコつけて言わせていただけるのであれば、旅での思いがけない出会いであったのです。
モツ煮定食はボリュームがあるので、食べ過ぎてしまったら眠くなるというドライバーさんには、そばをオススメしたい。
ここのかけそばは安くてウマイ。オレログの評価は3.5以上であるとお伝えしておこう。
下り谷川岳PAも穴場である。
首都圏に住まいを持つスノーボーダーからすれば往路によるスポットになる下りPA。こじんまりしたPAである。レストランは7:00からなので注意していただきたい、某グルメ系口コミサイトでは上りよりポイントが低い。
ここでのオススメはずばりトイレ。しかし、ここは2015年10月にリニューアルした。トイレがとてもキレイなのだ。オススメしたいポイントは何よりトイレがきれいだという事。穴場的に空いているので、用を足すには非常に快適なのだ。滑りる前に体重を少しでも軽くしておきたいスノーボーダーにはかなりオススメ。
上り同様に湧水スポットがあるので、深夜・早朝の静かな山の空気を吸いながら旅で水を補給をするのもよい。
今回は関越道での筆者おすすめのパークングエリアを紹介してみた。車でのトリップのささやかな楽しみにSA・PAに立ち寄って、旅の経由地のことをちょっと知るということがあると思う。ついつい豪華で便利な大きなサービスエリア(SA)を選んでしまいがちだが、パーキングエリア(PA)にもナイスな場所はあるので、旅の楽しみにぜひ使っていただきたい。
以上、現場からは雪バカ田中がお送りしました。
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