毎年たくさんのスノーボーダーが、ここ白馬に魅了されている。
豊富な積雪や雪質。
関東からも時間や距離を考えると白馬は来る人は非常に多い。
コアなスノーボーダーにとって、山に篭もれればメリットが多いのは周知の事実。
それに越したことはない。
しかし仕事や様々な生活スタイルの中、そう簡単にはいかないのが現実。
時間をかけてアクセスする必要がある。
実際、ゲレンデで滑っているほとんどのスノーボーダーは遠方から来ていることだろう。
そこで今回は新宿発【高速バス・マイカー・電車】の3つのアクセス方法でまとめてみた。
高速バスで白馬へアクセス
新宿から白馬へは基本、片道4850円。
往復券購入※で8700円(片道4350円)
※7日間有効
所要時間は約5時間。
休憩も必ず2回あるので問題ない。
道路状況によっては前後する可能性はあるが、
今までの感覚的に8-9割は時間通りに到着している。
最近では電源プラグが各席に搭載されている車両もあり、スマートフォンやタブレットで動画や音楽を楽しんでも充電の心配は無いので安心だ。トイレ完備はもはや当たり前。
シート自体もこの金額を出せば、そこまで狭くなく比較的快適。
更にバス乗り場は今年の4月4日に新宿駅南口そばに高速バス専用のターミナル「バスタ新宿」が出来たことによって、新宿駅内のアクセスも従来より格段にし易くなった。
片道4850円、往復8700円という金額の考え方
シーズン中はたくさんのツアー会社が様々な激安プランを組んでおり、
上記の金額よりも安い場合は多々ある。
安さを重視することは有効な手段のひとつだ。
しかしその反面、帰りの便の都合上、ゲレンデ滞在時間が短かったり、
座席が異常に狭かったり等、快適に過ごす事が難しい場合もあるので要注意。
今のところ、この金額で高速バスに乗っていて不満に思ったことや危険に感じた事はない。
コストパフォマンス的には相応しいと思う。
マイカーで白馬へアクセス
1.首都高→中央道→長野自動車道
2.首都高→東京外環自動車道→関越道→上信越道
【30分の休憩を含めた所要時間】
【ETC利用、休日・平日の高速料金】
【レギュラー車、1リッター10キロ走る車に4人搭乗】
以上の条件と仮定した場合の所要時間と1人あたりの交通費を算出し、下記にまとめてみた。
【所要時間/走行距離】
1.4時間40分程度 /走行距離:290km
2.4時間20分程度 /走行距離:286km
※最短ルートで算出【高速料金】
1.休日/4,250円 平日/5,620円
2.休日/5,480円 平日/6,670円【ガソリン代】
・レギュラー(L/¥)120円
※全国平均額【高速・ガソリン代を合計した1人あたりの交通費】
1.休日/1,932円 平日/2,275円
2.休日/2,228円 平日/2,525円
このような結果になった。
4人で交代しながら運転することで負担もかなり軽減され、かつ割安で白馬へ行くことが出来る。
これはあくまで条件として、【ETC利用・ガソリン車・4人搭乗】という
比較的多いであろうパターンで算出した数値だ。
深夜料金でもっと安かったり例外も多くあると思うが参考にして頂けるとありがたい。
電車で白馬へアクセス
最後に電車で白馬へ向かうというアクセス方法。
首都圏から白馬へ電車でアクセスするというのは、
スノーボーダーにはあまり馴染みがない事だろう。
しかし新宿にはあずさ3号(南小谷行き)という電車がある。
この電車に乗るのだ。
この電車はバス・車より短時間。
更に新宿から乗り換えなし。1本で来れる!
高速バスやマイカーでは感じられない快適性を保証されるだろう。
所要時間は約4時間。
バスや電車に比べると早いのが分かる。
金額は運賃・指定席合わせて片道8300円。
やや高めだが、快適性と安心をとれば見合った金額なのかもしれない。
ただし、乗り換えなしの【南小谷行き】は1日に1本しか走っていない。
うっかり時間を間違えてしまったり、乗り遅れには注意が必要だ。
もしそのような状況にたたされた場合は、スーパーあずさ19号のアクセス方法にシフトすると良いだろう。
到着時間にプラス30分で乗り換えが2回必要だが、新宿で立ち往生するよりはマシだろう。
どちらにしてもあずさ3号とスーパーあずさ19号乗れば電車で白馬へアクセスする事が出来るのだ。
余談だが、スノーボーダー目線で白馬までのアクセスだけを考えると、
“スーパー”をつけるなら1本で行ける事を評価し19号ではなく3号につけてあげたい。
まとめ
車1台で3~4人の仲間でゲレンデに向かい、ゆるーく自分たちのペースで行くのであれば割安なマイカー。
単独や少人数で向かうスノーボーダー、動画を観てイメトレをするなど時間を有効に使える高速バス。
金額はあまり気にせず、安全に短時間で快適に過ごすなら電車。
それぞれに魅力がある。
雪山から離れた場所に住むスノーボーダーにとって、
スノーボードというスポーツは自宅を出てから始まり、無事に帰ってきて完結するスポーツだと思う。
つまり移動している時間でさえも充実感を持ち、最高なスノーボードライフを送って欲しい。
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