まずはこの映像をみてもらいたい。
まるで第三者からの追い撮りのようにみえるが、実は自撮りだ。
360度からの視点で自分のライディングが撮影できている。
そして、注目すべきは「両手がフリーであること」だ。
ドローンでの撮影? 機械を使った追い撮り?
これは完全な自撮りなのだ。今回は「両手がフリーになる自作グルグルマウント」の開発工程を公開したい。
手持ちの自撮り棒撮影も良いのだが、長い時間持ちながら撮影しているとやっぱり腕が疲れる。。。
もっと他に、良い自撮りの方法は無いのかと筆者は3年前考えて居た!
ちょうどその頃だGoPro公式サイトだったか、この映像はどうやって撮影してるんだ!?って感じの自撮り映像が映ってるプロモーションビデオが飛び込んで来た!!
必死に検索してみるとヘルメットの上に、グルグルと回るポールを装着して撮影してることが解った!
もちろん当時、そんな製品の販売はしてなかったので特注の物だったのだろう。。。
少し経ってから海外で似たような物が販売される様になったが、日本ですぐ購入出来る物では無かった!
でも欲しかった。。。じゃ自作すればと頭の中で考えたが当初構造が解らなかった?
そんな時、筆者がファンだった国内で山の映像を撮影して居る方がグルグルマウントの構造を公開していたのだ!!
それを元に自作してみることにした!!まずはグルグル回る部分。。。
ただ水平に回るだけではなく上下にも動かなくては面白い映像が撮れないのでキャスターを使うって言うアイデア目から鱗だった!!
こんな感じのキャスターの車輪軸を鉄鋸やグラインダーでカットして車輪部分を外す!!
キャスターのパーツをヘルメットに付けるにはヘルメットにドリルで穴を開け
ボルトとプレートを使いヘルメットの内側を少し削り装着した!!
次にポールは何を使おうかと。。。筆者はバックカントリーなどでも使いたかったので携帯性に優れたものが欲しかった
なるべくコンパクトにと考えたらフローリング用ワイパーを思い付いた(笑)
2本購入して鉄鋸で使わない部分は切って繋いでと。。。2本繋いで2m位だったか
キャスターのパーツとフローリング用ワイパーのポールとのジョイントは、ポールをドリルで穴を開けボルトと蝶ネジを使って付けた!!
自作して実際撮影してる時の姿はこんな感じだ!!
回りから見るとかなりシュールな感じだ(笑)タケコプターみたいだ。。。
ザックに入るように分割すると下の写真の様になる。
GoProをポールの先端にGoProオプションパーツを使い装着したが、反対側にウェイトを付けないと水平にバランスを採れないので100円ショップで腕とか足首に巻いて使うトレーニング用のウェイトを購入して付けた!!
この自作ヘルメットグルグルマウントを使い3年前竜王スキーパークの木落しcコースで撮影した映像が冒頭で見てもらったこれだ!!
「竜王スキーパーク木落しCコースでGoProグルグルマウント」
竜王の木落としを知らない方はこのエントリーを参考
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この自作グルグルマウントの欠点は、ポールが上下に揺れてしまうのか通常のスピードで再生すると見辛くなるので少しスローにしなくてはならない!!
パーツに遊びがあるせいなのかポールのしなりのせいなのか。。。
竜王スキーパークの映像も気に入ってるのだが下のメローなこの映像もお気に入りである!!
この自作グルグルマウントを使って、キッカーでバックフリップ撮影もしてみたのだが上手く飛べずコケてポールが曲がってしまった。。。
しかもGoProの不具合で、何も映像が撮れてなく残念な結果に終わっていた。。。
最後に。。。両手はフリーになるがちょっとバランスが取り辛くなる。
ツリーランなど狭い場所は不向き。
キッカーでのバックフリップはリスクを伴う。
などあるが。。。
面白い映像は撮影出来るので自作出来る方は是非して欲しい!!
Y.フローリングワイパー [N-300]
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