今の時代、スノーボーダーにとってアクションカムは必須アイテム!
アクションカムの中で大人気のGoPro
従来のGoProとは見た目が全く違うキューブ型の「GoPro HERO4 Session」
超小型かつ軽量モデル、もちろん本体は防水対応。スノーボーダーの心をくすぐるアイテムを検証してみた。
「GoPro HERO4 Session」のサイズを検証
「GoPro HERO4 Session」は通常のGoProと比べ体積は30%以上ダウン。
しかも本体そのものが10M防水対応のためハウジングに入れる必要ないのだ。
雪山での使用時で比べると通常のGoProはハウジングを入れて使用するのに対して「GoPro HERO4 Session」はハウジングは不要(マウントフレームのみ)で使用できるため体積と重量を比べると半分以下になる。スノーボーダーにとって雪山で使用するのにあたり「コンパクト」かつ「軽量」は必須事項である。その点「GoPro HERO4 Session」はまずは合格!
「GoPro HERO4 Session」の大きさは、
38.2mm(幅)×38.2mm(高さ)×36.4mm(奥行)で重さ74g
実際雪山で使用するには、通常のGoPROはハウジング(GoPRO全体を覆うカバー)を使用するのに対して「GoPro HERO4 Session」ではマウントフレームというものを使用する。薄くて軽量(17g程度)のためフレームを装着してもサイズが大きくなるという感覚はない。
「GoPro HERO4 Session」の操作性を検証
雪山で使用するにあたり極寒の中、グローブを装着しながらもすぐに操作ができること。
この点も「GoPro HERO4 Session」はクリアしていると言える。
操作ボタンの数も最小限に抑えられ撮影時に使用するボタンは1個のみ。
小型のキューブ型にしては、大きめのボタンでグローブを装着しながら押すことも可能。
録画開始/停止もワンタッチ。
連続写真の撮影は、録画開始ボタンを長押しするだけなのだ。
ボタンを押した際には、録画開始/停止の「音」も出るのでとても安心
ボタンの下にあるディスプレイでは、残り撮影時間/バッテリー残量等も確認できる。
背面の下側には小さな細長いボタンがある。
このボタンでWiFi機能のON/OFFやスマホとの連動も可能。また各種設定(画像サイズ等)も変更可能。
こちらのボタンは雪山でグローブを装着しながら押すことは不可能だが撮影時には使用しないため特に問題はない。
記録を録画するためのmicro-SDは側面へ。バッテリーは内臓のため交換は不可。連続撮影時間は2時間との記載があるが、雪山での過酷な環境下では1時間強が限界である。
長時間録画するスノーボーダーであれば不向きだが、私のように必要な場所で必要な映像を撮るスノーボーダーであれば問題はない。私が雪山で毎回使用した感じだと電源ON/OFFを何十回も繰り返し使用しても1日は持つレベル。バッテリーが外せない問題は賛否両論あるが、想像以上に全く問題ない結果だった。
「GoPro HERO4 Session」の撮影画質を検証
小型かつ軽量になっても画質の性能が良い。
4K撮影には対応しないが、1080p/60fpsのフルHD画質での撮影が可能なのだ。
4K撮影は、画像を編集するためのPCも高スペックなものが必要なため個人で使用するにはまだ必要ないと思われる。この小型軽量で十分すぎる程の画質だ。
録画が開始すると背面の端っこが赤く光るのでヘルメットに装着の際、仲間に赤く光っているか確認してもらうことも可能。軽量かつコンパクトなためヘルメットに装着しても重さのストレスは全く無い。写真は、ドローンに「GoPro HERO4 Session」を取り付けて撮影したもの
スマホとペアリングして撮影アングルの確認も可能。
もちろんスマホから撮影ON/OFF、画質の設定なども変更可能なのだ。
撮影した動画/写真をPCを使わずにスマホにダウンロードし編集も可能。
私は撮影した動画をiphoneでペアリングしてimoveで編集してアップしている。
短時間でダウンロード、編集、アップできるにも特徴的だ。
「GoPro HERO4 Session」の撮影動画を検証
気温氷点下5度程度の中、1080p/60fpsのフルHD画質で雪山で撮影した動画
従来のGoProよりも遥かに軽量のためヘルメットにGoProが装着されている感覚はほとんどない。
★まとめ★なぜスノーボーダーに「GoPro HERO4 Session」がオススメなのか!
私はGoProが日本で発売された当初から主にスノーボードシーンでGoProを使用してきたが、なぜ「GoPro HERO4 Session」がスノーボーダーにとってオススメなのかは大きく2点ある。
通常のGoProはハウジングに入っているため温暖差がある雪山ではレンズが曇りやすい。
いつも肝心な撮影の時にいざ動画をチェックしてみると曇っていたなんてことなないだろうか。
レンズを曇らせないためにハウジングの中に安い乾燥剤を入れる手段はあるが、なにせ面倒くさい。
その点、「GoPro HERO4 Session」はハウジングではなくマウントフレームのためレンズがむき出し状態のため内側が曇ることはまずない。
デメリットとしては、レンズがむき出しのためキズが付く可能性はあるが、万が一キズが付いてしまった場合は「GoPro HERO4 Session」用の表面のレンズのみは販売している。
それ以上に、肝心な時に動画を撮影できるのが最高である。
雪山で使用するスノーボーダーの多くがヘルメットに装着している。私も色々な箇所にGoProを置いて撮影したがヘルメットの上部が一番迫力ある映像が撮影できる。しかし通常のGoProだとヘルメットに一度装着すると取り外しが少し面倒くさかった。
雪山で氷点下で使用するためプラスチック部分が固くなり、GoProを取り外しの際に根本のプラスチック部分が折れてしまったことが何回かあった。
しかし「GoPro HERO4 Session」では、根本の部分はそのままの状態でマウントフレームからワンタッチで取り外しが可能なためこの問題がほぼ無くなった。
しかもワンタッチで簡単にカメラ部分を取り外せることによって雪山でグローブを付けたまま仲間にすぐにGoProを手渡し自分自信を追い撮りしてもらえるメリットも発生した。
最後に
今回、SNOWLABO編集局では「GoPro HERO4 Session」を褒めすぎてしまったが決して回し者ではない。
もちろんバッテリーが外せなかったり、レンズにキズが入りやすかったり、マウントフレームからカメラが外れやすい可能性があったり(また突然外れたりしたことはない)とデメリット部分もあるが総合的に雪山で使用することを考えるとメリットの部分がとても多いのだ。
最後に….
私は雪山で過去沢山のGoProを落としてきた。それは全てリーシュコードを付けていなかったために…
雪山で楽しい気持ちで滑り突然ヘルメットからGoProが無くなったことをイメージしてほしい。
楽しい気持ちから一気に地獄に叩きつけられた気分になる。もちろん帰りの車では誰とも話す気分になれない。そんな悲しい気持ちになるスノーボーダーを増やさないためにもGoProにはリーシュコードを必ず付けることをオススメしたい。
売り上げランキング: 7,730
コメント