スノーボードを少し斜め上の視点から読み解こう

1ヶ月経った今だから見直したい!スノーボーダーな防災テク

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ちらほらとSNSやニュースで雪の便りが出てきている。
その一ヶ月前には台風19号で各地に甚大な被害がでている。

実は自分は、週末スノーボーダーをしながら平日は都内の企業で働いているが、その会社の防災担当でもある。今回はそんなスノーボーダーであり、防災担当の自分が、色んな情報や経験からおすすめする準備を少し斜めの角度から少しご紹介。※ここに記載の情報は個人としての意見や提案であり、会社の意思を反映したものではございません。

目次

災害への準備はできてますか?

どうしても「自分は大丈夫」と思ってしまうのが災害である。が、本当にそうだろうかと思うほど今回の災害は広範囲に甚大な被害が出ている。いざというときのために自分の身の回りも見直してみてはどうだろうか。

使いまくったバックパックを防災リュックへ

まずは今回の台風のように、事前に巨大な台風がくる予想が立っている場合は、その前日などに準備ができる。でも地震やそれにともなう土砂災害、家屋の倒壊など許されない局面もある。そういったときのためにも防災かばんは用意しておくほうがよい。
できれば玄関においておき、とっさに逃げるときにも、靴とバックパックだけ持って出れるように。
あらたに買う必要はなく、普段ゲレンデやバックカントリーに使っているお古のバックパックを防災用にしておけばOK。容量や使い勝手は登山や雪山での想定しているザックが断然使いやすい。
そして防災カバン用となったことを口実に新しいバックパックを新調しよう。これで嫁にも怒られずに新しいギアが買える。

高校のときに買って、渓流釣りで再登用。ハードな釣行でボロボロになりすぎたため、防災カバンとして活躍中(新しい釣り用バックを買う予定)

高校のときに買って、渓流釣りで再登用。ハードな釣行でボロボロになりすぎたため、防災カバンとして活躍中(新しい釣り用バックを買う予定)

まずは自分専用の持ち物を入れておく

よく避難所生活で真っ先に困るのが、自分しか必要のない持ち物だ。これは普段準備していないと気付かない事が多い。
たとえば

  • メガネ
  • 常用している処方箋・薬
  • 憧れのライダーの写真や思い出スノーボードグッズ

などである。水や食料などみんなが必要としているものはすぐに物資が届くが、自分しか使わない物はいくら待っても物資が届かない。場合によっては取りに帰らないと行けないこともでてくる。またすぐには思い出せないことも多いので準備として常に入れておくのがベスト。

1軍から降格したボード用のインナーや中間着、ウェア類は捨てずに防災カバンへ

長野県の避難所が開設され、すぐに訪れたのが秋の寒気だった。台風の前1週間は比較的例年より気温が高めだったこと、さらに避難所になっている体育館等は暖房設備が整っているとは言えない。
このことからも防寒着は必ずいれておいたほうが良い。これも新たに買う必要はなく、スノーボードやスキーで使っていた靴下でもうさすがに着なくなったなーというものや、最近趣味が変わってしまって着なくなったものが代用できる。外界できてみるとわかるが雪山やゲレンデで使えるものはかなり温かい。
超最悪の場合、脱出用として、予備の板もあったほうが良いかもしれない(あ、これで新しい板を買う口実ができたw)

どれくらいに日数の備えが必要なの?

「実際にどれくらい耐えられれば良いんですか?」よく聞かれることである。実は日本には自助、共助、公助という考えがある。自助とは、自分自身でなんとか生きられるようにすること、共助は地域で、公助は公的機関の援助のことだが、実は自助は72時間、共助は1週間〜10日程度、公助は10日以降(手続き等の段取りのため)と言われている。このことから防災カバンは3日間行きられるくらいを入れておくのがベスト。

その他、意外な便利グッズ

避難所に物資を届けることがあるのだが、意外な便利グッズがいくつかある。
サランラップ

じつはサランラップは

  • 止血などの救護に使える
  • お皿の上において食器洗いの手間を省ける
  • その他いろんなものをくっつけるのに役立つ

とかなりつかえる便利グッズなのである。
あとは100円ショップにも売っているが、プラティパスのパチモノ

登山愛好家にはおなじみにプラティパスだが、パチモノというか安く防災用として作られたものがある。これで水をたくさん補給できる。
その他、多機能防災ラジオなんかもあると便利

できれば枕元もしくは数歩で届くところに、充電しながらおいておくのが良い。

まとめ

どうだろうか、スノーボードと絡めて防災を考えると、新しいギアを買う口実にもなるし、ものを捨てなくていいから一石二鳥。
その他にもいろんな技があるがまずはここから、はじめてみてはどうだろう。

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この記事を書いた人

本業遊び、副業仕事。
18歳のときに白馬で初めてスノーボードをしてから、バックカントリースノーボード、SBXなどを中心に雪山、白馬を愛する会社員。ジャンルにとらわれない幅の広い滑りを目指す。オフシーズンは、サーフィン、トレイルランニング、源流フライフィッシングなどを楽しむ。
座右の銘は「明日は今日より上手く滑りたい」

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