前篇をみていない方はまず前編をどうぞ↓
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キャンピングカーに乗る編。 ハンターGT (23歳~)
キャンピングカーに求める条件は下記
「4WD」「壊れても修理しやすい」「運転席と室内がつながっている」
僕は探しに探し、ついに条件にあう車を見つけた。
それが「ハンター GT」
ダットサンをベースにしており、エンジンは前面にあるので修理がし易い、そして通常のダットサンと同じなので壊れてもディーラーや普通の工場で修理してもらえる。
そして、パートタイム4WD。そして内装は全てウッドという超豪華仕様。
社会人2年目の僕は、この車を探し求めついに岐阜で見つけた。
状態は2万キロ程度、年式も浅く状態良好。新車時は800万程度の車だ。
翌週には岐阜まで実車を見に行った。
お値段550万円程。
できるビジネスマンは常にクイックレスポンス。
スーパー一流サラリーマンの僕は、なにも迷うことなく、その日のうちに購入を決めた。
その後、消耗品以外のトラブルもなくキャンピングカー生活はまさに「快適」の一言だった。
スキー場で停泊して、滑る。夜は車内で自炊。友達と深夜まで車内で飲み明かし翌日も滑る。
そんなシーズンだった。
だが、僕はまだ知らなかった。
それもつかの間の期間だけだったという事を。
突然の異動辞令編。HONDA モンキー(24歳~)
突然僕に異動が言い渡された。
当時社内では「この部署に異動になったら死す!」という言われていた過激派な部署があった。
常人では精神的にも肉体的にも1週間持たない、とも言われていた部署。
なぜか常に大声で怒鳴り合っている、近づくだけでも危険と呼ばれていた部署。
そう、僕がその部署へ異動になってしまったのだ。
社員が何千人もいるのになぜか僕が。
10名程度の小さい部署なのになぜ僕がその部署に。
通常かなりのバックグランドをもった社員のみが配属になるのに、なぜか新人の僕が。
今思うと、わけのわかない軽自動車からのキャンピングカー、学生時代の留学からの海外放浪やヨーロッパ自転車横断、学生時代のバンジージャンプ同好会部長時代に培われた何事にも飛ぶこむ勇気。
それらを総合して、あいつならなかなか死なない!と判断されたのかも知れない。
仕事は、主に大型案件や特殊案件のプロジェクトマネージャー。
THE多忙。
だが、仕事は面白かった。それはスノーボード以上に。
そして僕は、スノーボードを一旦捨てた。
仕事が激務のため、千葉に住むことも辞めた。(東京に引っ越した。)
冬も山にはいかず、仕事をした。
車も千葉に置き、乗ることもほとんどなくなった。
そして僕の愛車は、HONDAモンキーになったのだった。
そして退職を決意
1年がかりの大きなプロジェクトが終わって、区切りがついた時、僕は退職を決意した。
仕事は最高に面白かった。なにより、10人程度の小さい部署だったが上司、先輩含めてとにかく人にも恵まれていた。給料に不満ももったこともなかった。本当はもっと続けたかった。
だが僕には「世界一周をする」という目標があった。
世界一周は、定年してからでは遅い、体が動いてアグレッシブに攻めることができる、そして再就職するにもリカバリーが効く年齢、すなわち30歳までと決めていた。
当時28歳。その時間が迫っていた。
僕は絶対に忘れもしない2011年3月11日午前、人事部へ退職意思を伝えた。
東日本大震災は、まさにその直後だった。震災で仕事が止まったその日、上司と今後について話し合いをした。
「絶対に若いうちに色々と経験したほうが良い」と言われた。
このまま仕事をすれば30歳ちょいで年収は1000万は超える。
そんな状況で、誰一人として退職をとどまったほうが良いという人はいなかった。部署も同期も友人もみんなクレイジーだったのかも知れない。
世界一周編。キャンピングカーは売却へ (28歳~)
そうして僕は世界一周の旅に出た。
キャンピングカーは、そのまま千葉の実家へ。
僕の予定だと、世界一周から帰ってきたら、キャンピングカーでのんびり日本一周をする予定だった。
だが、想像以上の浪費!からのラスベガスでノーマネー!
まあ説明は省略するが、上記の結果にいたる。
僕は実家に連絡して、キャンピングカーの売却をお願いした。
この時、海外にはいるものの、18歳の時以来、「車を持っていない」という状況になったのだ。
会社設立編。HONDA フィットをもらう(29歳~)
世界一周からの帰国後の僕は、キャンピングカーを売って余った資金にて、会社を設立することにした。
サラリーマンに戻る選択肢も十分検討した。
だが、なんだろう。
スノーボーダーとして、BURTON CUSTOMは確かに乗りやすいけれど、翌シーズンも同じBURTON CUSTOMに乗ってたらなんかつまらなくない?
パークからバックカントリーへ転向してみたら面白そうじゃない?
そんな感じだ。
そして僕は帰国して翌月には会社を設立した。
その後、すぐにHONDAのフィットを知人からもらった。
フィットについては下記も記事をアップしているので合わせて読んでもらいたい。
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このフィット、年式は10年ほど型落ちだが、まさに完璧な車だった。
年式が古いので塗装は剥げまくっているものの、燃費は高速道路でリッター20キロ程度、乗り心地もよく小回りも効く、故障やトラブルは一切なし。
2WD車ではあったけれど最強の街乗りカーと言っても過言ではなく、パーフェクトな車だった。
月に何度も千葉から白馬へ行っても、安定の走りをみせてくれた。
だが、そんな僕も、32歳。
会社経営も4年経ち、人生初めての「新車」という言葉に魅了されていくのであった。。
現在編。TOYOTA ハリアーを買う (32歳~)
ここまでの僕の愛車遍歴の中で、実はTOYOTAに乗ったことが一度もないのだ。
だから僕はTOYOTAを買うと決めていた。
スノーボーダーな僕の中では、選択基準として下記4点が必至だった。
「SUV」
「4WD」
「荷物を詰める」
「街乗り最適」
「運転が楽」
すると選択肢は非常に狭くなる
「ランクル」
「復刻版ランクル70」
「プラド」
「ハリヤー」
「ラブフォー」
会社に行くために使うため、特に街乗りとしての取り回しと、毎月白馬へ行くため運転のしやすさの2点が重要だった。
特に後者については、「オートクルーズ機能」がどうしてもほしかった。
それは、10年前にニュージーランドで乗った「ホンダ ビガー」に搭載されていたオートクルーズがあまりに便利だったのが鮮明に記憶に残っているからだ。
そうすると、選択肢は1車種のみ「ハリアー」だけとなった。
でもハリヤーって結構お高いんです。。
すべてのオプションを削ぎ落とす
ハリアーはハイブリッドではなく、ガソリン車でエレガンスという下位のグレードで4WD車で307万円ほど。
オートクルーズを含め、普通にオプションをつけると、だいたい400万近い金額となる。
ハリアーより走行性能が高そうなエクストレイルで、しかもハイブリッドモデルが買えてしまう金額だ。
だから僕は決意した、ノーオプションを!
唯一つけたのはオートクルーズとETCのみ。
それ以外は、カーナビも、バックカメラも、そしてフロアマットでさえも不要とした。
ハリアーは3000キロほど走行したが、後部座席も広く、とにかく静寂性が高い。
もちろんスペアタイヤもオプションから外した。
そのため、スペアタイヤ収納部分にブーツが3足くらいは余裕で入るスペースがある。
正直パワー不足感はあるが、非常にのりやすい車だ。
ちなみに雪道での走行はまだなく、来シーズンは初となる。
シーズンに入ったらハイアーの雪道走行性能をスノーラボで紹介したいと思う。
まとめ
僕の愛車遍歴は下記だ。
ニッサン テラノ(ディーゼル)
ホンダ ビガー
ニッサン テラノ(ガソリン)
ダイハツ アトレー
キャンピングカー ハンターGT
ホンダ フィット
トヨタ ハリアー
合計7台を乗り継いできたが、どの車にも非常に思い出がある。
ふと人生を振り返ってみると、車と共にスノーボードライフを送ってきたスノーボーダーも多いかと思う。
そんな風に思ったあなたは、今週末は愛車の洗車に出掛けてみよう。
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