スノーボードを少し斜め上の視点から読み解こう

スキー場でスマートフォンをなくすという悲劇について語りたい

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えー突然ですが。スマホをスキー場でなくしました。

「筆者的にスキー場で起こったら悲しい事件第3位」であるスマホ紛失。(第1位は救急車を呼ぶほどのケガ、第2位は車のキー紛失。)今回はそんなお話をしたい。

目次

サッドストーリーは突然に。

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今日も楽しく滑ったぞー!とホクホク笑顔で駐車場で撤収準備をしていたところ、スマートフォンがない!ない!なってこった!冷や汗を足りながらながらウェアのスマホを入れていたポケットに手を突っ込むと、ポケットのファスナーが空いていることに気づく。

最後にスマホを見たのはリフトの上。どうでもいいLINEを返信していた。どうやらそのあと、ファスナーを閉め忘れてしまったよう。何度も身の回りを探すも見つからない。悲しい事件の始まりである。

まずはインフォメーションセンターに問い合わせる。たいていのスキー場では、紛失物の情報はインフォメーションに集まるのだ。なんでこんなことを知っているかといえば、筆者はこれで5回目だからだ。良心的な方が拾ってくれていれば、ここで何とかなるのであるが、今回は残念ながら届いていなかった。

別の端末を使ってスキー場のフリーwifiにアクセスし、GPSアプリで捜索を実行。スキー場のwifiってこんな時にも使えるのが便利。

何とか、スマホの紛失場所を突き止め、捜索を開始。運悪くスキー場で非圧雪部分遊んでいた時にで転倒した時にポケットから落ちてしまったようだった。コール音を流しながら何度も同じコースを木の葉すべりしたけれど見つからない。見つけた!と思ったら、木の枝だった時のガッカリ感は体験した者にしかわからない。そして、非圧雪部分を木の葉で滑ってごめんなさい。

どうやら雪に埋もれてしまったようだ。何度も探したがスキー場もリフト営業が終了。泣く泣くあきらめることになった。スキー場の雪の中で春を待つ我がスマホよ。安らかに眠れ。

悲劇はこれでは終わらない。

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仕事でも同じ回線を使用しており、前回スキー場でなくした時はそのまま仕事に行き仕事後に復旧をしたのだが、運悪くそんなタイミングで仕事の電話で着信が何度もあったようで、周囲から大ひんしゅくをかった経緯がある筆者である。なので、今回はスキー場から帰ってそのままショップに行くことした。

昨今の携帯電屋の窓口はクソほど待されるので覚悟してほしい暇つぶしにスマホをいじろうとポケットに手を入れるが、スマホがないからここにいるんだったとヘコまされる。待たされたあげく、今後どうなるかを相談する。店員さんからは無慈悲なお言葉が伝えられた。

「お調べしましたが、お客様の場合は端末をお求めいただくしかないようで…。」

皆様もご存じであろうが、昨今の端末はとても高い。10万近くする。バカ高い端末代をはらうショックと、それでも事件の決着はつくという安堵感。複雑な心境である。

ちなみに、こういう時のために携帯電話会社は、保険を用意してくれている。残念ながら筆者は入っていなかった。保険代もケータイ会社お得意の24カ月ベースで考えると保険代の総額が端末代の20%近くになる。バカ高いのだ。そんな複雑な心境であったが、決断をしないと前に進めないので泣く泣く機種変更をする。

笑顔でネット回線やらクレジットカードやらを勧めてくる店員。断ると、今度は保護フィルムやケースを進めてくる始末。笑顔で営業かけてくるショップ定員よ、空気を読め。確かに無保険でスマホをなくした筆者が悪いのかもしれない。だけど、それだけで10万近く払わなきゃいけなくなった悲劇の真っ最中に営業をかけてくるな。

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とりあえず、筆者の場合はアホほど高い端末代を購入するという決着がついたのだった。新しいスノーボードを買えるぐらいのお金を払って、ちょこっとカメラの画質が良くなっただけの外見はほとんど変わらない端末が手元にやってきた。

しかし、悲劇はこれでは終わらない。新端末を手に入れたあとはすさまじくめんどくさい各種の設定作業が待っていた。何度もIDとパスワードを聞いてくるクラウドシステムにイライラ。なんとか各種設定が終わったのは深夜。今日はスキー場にいたことすら忘れていた。

そして、お伝えしておきたいことがもう一つある。突然LINEもパーになるというリスクはデカい。LINEは引き継ぎ設定をうまくしていないと、端末がなくなるとすべてがおシャカになるので、何らかの対策をしておくオススメする。今回の件で筆者はLINEだけでつながっていた多くの友との連絡手段を失ってしまった。

とくに現代ではLINEだけでつながっている友人もおり、電話番号もメールアドレスも知らない友人とはこれっきりとなってしまったのだ。向こうからの連絡もできない状況になり、所属していたライングループからも突然退出することになってしまった。

それでもスキー場にスマホを持っていきますか?

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筆者の場合は、スマホが落ちて雪に埋まる。保険に入っていなかった。バックアップもとっていなかった。という最も不幸なケースではあるのだが、スマートフォンを紛失するとたら、最悪こんな壮絶な悲劇が待っているのである。

ぜひとも、こうならないようにこれを読んだ方には十分な対策をしてほしい。保険に入っておく、ネックストラップをつけて胸ポケットにしまう、リフト上ではスマホをいじらない。などという対策がある。とにかく自分は大丈夫だろうと思ってはいけない。
そして自分を信じずに2重に対策をする。これは本当にやってほしい。

一度でもスマホを落とした人へ。あなたにも絶対に二度目がやってきます。なぜならば筆者は今回で通算5回目だから。

今まではこんなに機種代もバカ高くはなかったし、ショップでもこんなに不快な思いもすることはなかった。こちらの電話帳が消えても、相手からメールや電話が来れば、受け答えはできた。しかし、この現代スマホ社会ではそれは過去のお話。

とにかく、現代ではスマホをなくすと相当にめんどくさいことになる。これだけは覚えておいてほしい。ここで改めて読者に聞きたい。それでもあなたはスキー場にスマホを持っていきますか?

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たしかに雪山で活用できるガジェットが増え、滑走記録アプリも充実してきた。記憶より記録。そして情報発信。撮った写真をSNSに上げたい気持ちもわかる。引き当てたパウダースノーの感動を誰かに伝えたいのもわかる。(そして相手からはウザがられる)しかし、スマホをなくすと飛んでもない悲劇が待っていることも忘れないでほしい。

もうスキー場にスマホなんか持ってかなくてもいいじゃないか。1日ぐらい誰かとつながってなくたって死にはしない。迷子になったって大人だったらどうにかなる。デジタルデトックスという言葉もある。気持ちのいい空の下、好きな事をしているときぐらい、スマホから切り離されたっていいじゃないか。

そう思いながらも、次こそは大丈夫と過信し、新しいスマホで画質の上がったカメラで写真を撮りたく、スマホを持っていっていまうのが現代人の性なんだけれども。

自分の不注意で高額な端末代を払い痛い目にあったにもかかわらず、懲りずに今週末もスキー場へ向かう雪バカ田中でした。

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この記事を書いた人

1982年生まれのサラリーマン。東京生まれ、東京在住。17歳の時にザウスでスノーボードデビュー。平日は社会の歯車として過ごしながら、週末は雪山で過ごす冬を送る。スノーボードの後の温泉が何よりも楽しみ。限られた時間と金銭を使って最大限にスノーボード旅行を楽しむことを探求中。スノーボードを題材にしたブログ「雪バカ日誌」やっています。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • つい最近同じ境遇になったものです。
    その後、スマホはでてきたのでしょうか?
    雪が解けて見つけられてサブ端末になったとかありますか?
    よろしければ教えていただければと思います。

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