今シーズン、スノーボード買取専門店のスノーボードモンスターでは、スノーボードの盗難情報の集約を図っていました。
詳細は下記をご覧ください。
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当ウェブサイト「スノーラボ」上での告知のみでありましたが、さまざまな方から盗難情報を寄せられました。
当社の告知は氷山の一角であるにも関わらずこのような情報が寄せられるのは、残念ながら「スノーボードの盗難」というのが想像以上に多いというのが現状なのではないかと改めて感じました。
これらの情報は、買取依頼や金額確認がきた際に盗難ボードのデータベースとして使用させていただき、今シーズンだけではなく来シーズン以降も注意深く監視する予定です。
今回は、みなさまからの情報やSNSでの盗難情報をもとに、個人的に思ったことをまとめてみたいと思います。
ちなみに、当社に寄せられる情報は母数が非常に少なく、さらに今シーズンからの集約となりますので、今後母数が大きくなったら統計的な数値を出してみたいと思っています。
なので現在はあくまで個人的に意見にとどまるため参考程度に心に留めておいてもらえれば幸いです。
1.決して最新ボードが狙われるわけではない
一般的に盗難の目的としては、「換金」してお金を得ることだと思います。
であれば、窃盗犯の立場からすると、やはり最も市場価値の高い「最新モデルを狙う」のがごく普通の考え方なのではないかと思います。
ですが、今シーズンに寄せられた盗難情報の中では、最新モデルはごく僅かという結果になりました。
年式は、非常に幅が広く、6-7年くらいの型落ちもあれば、幅広い年式で情報が寄せられ、決して最新モデルが狙われているという訳ではありませんでした。
ブランドについても非常に多岐に渡っており、「BURTONだけが盗難件数が多い」という事象もありませんでした。
上記の結果をみると、下記2つの推測ができるのではないかと思います。
- 換金するのが目的ではなく、盗難者が自ら使用するために盗んだ
- 最新モデルや人気モデルがわからず、値段が高そうなデザインをなんとなく盗難した
「換金目的」の後者については、ヤフオクやメルカリ、リサイクルショップ等を見れば一目瞭然ですが、中古スノーボード市場では、パウダーボードを除き、やはり「150cm~154cmの長さのスノーボード」が最も人気があります。
特にサイズが短いボードについては、同じブランドやモデルでも中古市場では値段が明らかに下がります。
ですが、短いサイズも盗難被害にあるケースも多々あり、やや矛盾があります。
もちろん、「盗難した犯人にスノーボードの知識がない」というケースも考えられますが、人気のバートンやサロモンも目立つ箇所に年式を表示するステッカー(ホログラム)を貼ってあるボードも多いです。また中古スノーボード自体、リサイクルショップ等でもそれほど高く売れることはないため、スキー場へ行くガソリン代や手間暇などを考えると、それもまた疑問です。
そうなると、前者の「換金するのが目的ではなく、盗難者が自ら使用するために盗んだ」という推測が有力になるのですが、それはそれで常人の思考ではあまり考えられず謎が深まるばかりです。
2.盗難された時間は主に午後2時以降、そしてほとんどが週末
盗難にあるケースは、主に午後2時から夕方にかけてが最も多かったです。
すべてが午後2時以降という訳ではなく、「午前中」に被害にあったというケースもありました。
また、曜日もそのほとんどが、土曜日もしくは日曜日(と祝日)です。基本的に平日のスキー場は空いていますし、「土日で人が多い」「滑り終わった帰宅で駐車場が混み合う時間」を狙っているケースが多いのではと容易に推測ができます。
3.残念ながらカギをかけていても盗難される
ワイヤータイプのキーロックをかけていても、盗難にあうケースがあります。
主に、ゲンテン(GENTEM stick)などを始めとした高価なパウダーボードなどのケースです。ビンディングを含めて20万円以上しますので、そこらの原付きバイクより高価です。
これに関しては、明らかにそのブランドを狙った犯行かと思います。
GENTEM stickなどを乗っているライダーは、キーロックをかけている方がほとんどかと思いますが、スノーボードで一般的に使用される細いワイヤータイプのロックは下記のようなアイテムで一瞬で切断されるようです。
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盗難されないためには、重量がありますが、自転車用のガチなロックをオススメします。
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ガチなカギをかけても、ビンディングを外せば板は盗られてしまいますが、現在のところ当社に寄せられた情報の中のみでの話ですが、「ビンディングだけ外して板だけ盗まれた」という事例はまだ寄せられておりません。
以上となります。
スノーボードの盗難被害にあった方はぜひスノーボードモンスターにご一報ください。
いただきました情報がスノーボードの盗難撲滅の一助となればと思っています。
シーズンも残りわずか、最後まで気を引き締めてスノーライフを楽しみましょう!
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コメント
コメント一覧 (2件)
自分は今期モデルのnovemberの板を使用していましたが、今シーズン中に3回ほど未遂に会いました。
ワイヤーロックを付けていたのですが、置いていた板を取りに行くと番号が「000」にされているというものでした。
だいたいのワイヤーロックのデフォルトの番号が「000」に設定されているからと思われます。
自分はシーズンに10数回(週末のみ)行けば良い方なので、かなりの頻度かと思います。
今までは他人事のように思っていましたが、記事でまとめていただいたように想像以上に盗難が発生しているのだなと実感しました。
安い買い物ではないので気をつけていかないといけませんね、、
貴重な情報の集約ありがとうございました!
私はスノーボードを21年間してます。その中で盗難にあったのは2回で、1回目が19年前にbutton の板を3泊4日の初日の宿泊先の乾燥室で奪われました。
まだ20代で彼女なども居た手前、店に対して管理責任あるだろう❗️と言いたい所をぐっと我慢しました。今ではどこに行っても盗難注意や責任負えませんの看板が宿泊先にありますが昔はなかったです。ボードレンタルが少ない時期でレンタル店に使うための盗難だとボード店に聞いたことがありましたが昔のことで今は自分のためにに盗むのが多いのかもしれません。
2回目は、17年前にburton の板をスキー場のレストランで食事をしている際にワイヤーで止めてあったものをカットして盗まれました。
スキー場は(間違えてお持ちなっているか御確認ください)などの放送してましたが
警察は事情を聞くだけで捜査もしません。
それ以降は以下の方法で盗まれなくなりました。
*必ずレストランで食事する際には店内に持ち込みます。
(店内に持ち込み禁止と書いてあるのが多いですが、盗難時に責任取れるのか❓と店側に言えば黙ります)
素直大人気ない言動かもしれませんが、背に腹は変えられません。
*必ず、仲間の誰かが注文時やトイレ時には見ている様にしてます。
*外に置く場合は、必ず店舗内から見える場所のガラス面に置きます
絶対死角になる場所には置きません。
あと、スプリットボードのビンディンングは簡単に外されますので
ゲンテンのスプリットボードや、高額な板は店内に持って入り食事します。
現在はゲレンデで滑る事が減りリフトを使うだけで山に登るのがほとんどなので盗まれていないです。
(最後に知人の盗難)
スプリットボードやパウダーボードを持つ方はゲレンデ滑り用の板など複数枚持っている方がいます。
ルーフに積んであった挟み込みタイプの製品にて置いていた所をビンディングを片側だけ外されて抜取られてました。
室内に積まない友達が悪いのですが、そこまでして取る奴もいます。
昔は用品保険、スポーツ保険や、対人保険にスノーボードの保険もありました。
買って1年以内は万額もらえる保険もありましたが、盗難件数の多さと盗まれたと虚偽の詐欺をする奴がいて今では盗難にあっても満額もらえるのは無くなり目減りしました。
今は周りの友人たちも盗まれるものが悪い
盗まれて当たり前だと思わなければ確実に盗まれるリスクが増えます。
変な話ですがゴーグルも盗まれた事がありますしグローブも盗まれたことがあります。
ボードの服のまま温泉に行ってブーツ盗まれたり、ウエアーを盗まれた友達もいます。
ですので私たちは汚れたパンツを一番上に置いたりします
ここまで気を使わないと盗まれてからでは遅いです。
スノーボード人人口の減少にともないか知りませんが板とビンディンングセットで15万前後はざらです。
ウエアーの上だけでも良い製品は5万円でも買えないです。
ブーツも5万以上するのも増えてきて価格帯も20年前に戻ってきました。
自分のものは自分で守る
海外と同じ様に考えていれば盗まれる心配はないです