スノーボードやスノボギアの開発や中古スノーボードの買取を行うモンスタークリフ社@白馬村では、2020年よりスキースノーボード向けのスクレーパー製品の開発を行ってきました。
スクレーパーとはワックスを剥がすための定規のような形をした道具です。
今回、最終的に満足できる製品を開発が難しいと判断し開発中断を決断しました。
その供養を込めて過去試作を繰り返して行ってきた歴代のスクレーパーグリップたちを振り返りたいと思います。
スクレーパーグリップとは、当社が名付けた今までなかったスクレーパー補助用具となります。ストーリーを読みながらこんな製品なのかと感じていただければと思います。
結論的には開発は頓挫し失敗となります。
さらば、
全てのスクレーパーグリップ
今回は今までのスクレーパーグリップの歴史、そして失敗の原因についても詳細を残したいと思います。
プロローグ 知ってる、天井
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西暦2020年、深々と雪がふるある夜
スノーボードのワックスをしていた僕は、あまりのたくさんの板への施工により指が曲がってしまうほどの痛みを受けてしまう。
寒い中でかじかんだ手が動かなくなる。危険な状況に陥る僕の指。飛びそうな意識。その時、総司令官である社長は僕の名を叫んだ・・・
僕は白い壁に囲まれた静謐な空間で目覚めた。
知っている天井だ
いつもの休憩室の天井だった。
ワックス施工委員会の会議において、今回の一件を詰め寄られる僕。そして、もう一つの急務「ワックス補完計画」についても言及される。
ここは第3新長野市、通称白馬村。
先輩は、自分の車で僕を家まで連れて行く途中に「新たなるワックス職人の歓迎会」の買出しをする。コンビニで買い物を終えた先輩は「寄り道」と称して、僕をある場所へと連れて行く。
そこは、村全体を見渡せる高台になっていた。
夕日が地平線に沈むころ、村の至るところから雪に反射した光が伸びてくる光景を見て僕は驚く。
それは「スノーボードジャンキー向け白銀都市・第3新長野市、通称白馬村」の全貌だった。
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その景色を指して「私たちの村よ」と言った先輩は、僕の方を向くと「あなたのワックス施行によって走らない板を救った村よ」と優しく伝えた。
鳴りまくる、電話
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大雪警報後、友人がしばらく出社してこなかった理由を尋ねると、先日発生したパウダーでの滑走において彼の妹の板が走らなかったのだと言う。
友人は、妹が被害に合ったのはワックス施工者のせいだと逆恨みをしていることを知ると、その当事者が僕であると勘ぐった。
白馬村駅前の大衆酒場ニューフジヤ
僕はワックス施工者であることを友人に聞かれて、僕が「YES」と答えてしまったことから大衆酒場内は大騒ぎになった。
それを知った友人は、飲み会後にスノーピークランドステーション白馬裏に僕を呼び出して僕を殴る。あくまで妹のためだと説明する友人の言葉に、僕は「やりたくてワックスを施行しているわけじゃない」と漏らす。
友人たちが去った後、会社から非常召集の知らせが届いた
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第3新長野市に特別大雪警報が発令された。
前回の大雪が2週間のブランクでやってきたのに対し、今回は3日での襲来となった。
パウダーにあわせてワックスを依頼したいと鳴り止まない電話
震える僕。
逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ
手よ動け、動け、動け、動け、動いてよ! 今動かなきゃ、今やらなきゃ、みんなの板が走らないんだ!
もうそんなの嫌なんだよ!だから、動いてよ!!!
スクレーパーグリップ 零号機、誕生
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スクレーパーとはスキー・スノーボードのワックスを剥がすときに使用する定規のような形をした兵器である。
これをソールにこすることでワックスを剥がす。
人類の叡智を集結させたスクレーパーという決戦兵器においても多くの問題点を抱えている。
所詮は「人の造りしもの」であるのだ。
- 持ちづらい
- 手がワックスカスで汚れる
- グローブしながらは難しい
- 指が痛くなる
ワックスとは、ある人にとっては明日への滑走性能アップへの希望であり、ある人にとってはやりたくないがやらねばならぬ絶望である。
言い換えるならば、
スノーボーダーをけがれなきパウダーの楽園へと誘う最後の儀式である
The last rites that lead snowboarders to a paradise of flawless powder
希望と絶望の間にあるなにかをみつけられないだろうか。
そして彼らを救いたい。
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かつて花の都と呼ばれた大都会、東京に訪れた。
月島の商店街を抜けた先、街の至るところからビルが伸びいてる光景を見て僕は驚く。あれは人類の叡智をもって作りあげた集合住宅密集型都市、豊洲のタワマンだ。
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僕は、月島のお好み焼き屋にいた。
先輩のためにお好み焼きをひっくりかえす僕。熱くなった鉄板でやけどしないように距離を取る僕の腕。
まるでアイロンで熱くしすぎたソールとスクレーパーのような関係だなと心の中で笑う僕。
ふと、お好み焼きをひっくり返すヘラがあまりに優秀で持ちやすかったことに気づいた。これをスクレーパーとして使えれば人類の救いになるのでは?
絶望の中で希望の光を垣間見た瞬間だった。
僕はタクシーの運転手にこう告げた。
集合住宅密集型都市・豊洲のスーパービバホームまでお願いします
ビバホーム2F、いつも行列ができている「はま寿司」がガラガラだった。
入っちゃダメだ、入っちゃダメだ。僕はを足早に通りすぎ目的の資材売り場に急いだ。
そして零号機が完成する。
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社長は言った
「本当にこれでいいんだな?」
僕は「どうすればいいか分からない」と戸惑う。
先輩は言った
「笑えばいいと思うよ」
そう言った先輩の顔に、千葉にいる母親の面影を重ねる。
その暖かな記憶に、自然と柔らかな表情がこぼれた。
そして、これがこれから始まる使徒との戦いへの第一歩となるとはまだこの時には微塵も思わなかった。
初号機、参上
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ワックスとは
宗教である
それぞれが信じる宗派と信仰
尊敬する教祖(ライダー)の存在
そして、ワックスとはスキー創世記からはじまった人類と雪との戦争である
パウダー滑走とは
心の洗濯である
その宗教の上に成り立つパウダー滑走
パウダー滑走という「心の洗濯」をどう向きあうか
もんじゃ焼きの聖地「月島」から戻った僕は早速零号機の改良を行った。
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零号機においては完全に独自のスクレーパー規格になってしまうというのが一番の問題だ。皆が信仰する緑のスクレーパーが使えない設計なのだ。言わば零号機が新たな神になる。
零号機を使ってもらう、つまり現在の宗派からの裏切りだ。
信仰する神を乗り換えさせる?
「僕は神じゃない。そんな傲慢なことは僕にはできないよ。」
それぞれの宗派の垣根を超えた製品が必要、その結果生まれたのが「スクレーパーグリップ計画」だ。
ワックス施行の希望と絶望、それらすべてを引き受けた手作業型最終決戦兵器である。
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初号機においては、持ちやすさにこだわり開発。
2層構造となっており外装は拘束具、中身はゴムライクな素材を使うことでスクレーパーの厚さにかかわらずサンドイッチのように挟み込むことが可能。
L字型となっているのは、スクレーパーを縦にも横にも使用できるようにするため。
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武器の使用には柔軟性を持たせる。戦い方の基本だ。
問題点は、持ちやすさにこだわりすぎて、グリップ部分が厚すぎることでスクレーパーを傾けるとグリップ部分がソールに接触しまい角度をつけた「きめの細かい動き」ができないこと。
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そう、廃案だ。
弐号機、参上
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第3新長野市、通称白馬村のラボでは初号機での失敗を糧に弐号機への開発に着手した。
そして完成した。
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つまり、グリップ力を維持した上で可能な限り薄くすることで傾けたときの干渉をなくしたグリップの開発である。
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性能は上々である。
弐号機 改
弐号機での改善をもとに「弐号機 改」の開発を行う
グリップをさらに薄く、よりシンプルへ
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これにより従来のスクレーパーより扱いやすく角度による干渉もなくなることに成功する。
ただ、目標流通コスト1,000円以下を目指す当社としては製造上の課題が残る。
参号機、量産型プロジェクト始動
従来のように金型を使用せずにもっとシンプルにスクレーパーグリップを作ることができないのか?
ここまでの開発の工程は、
- 発泡スチロールなどでモックを制作
- 3Dデザイン制作
- 3Dプリンターで出力
という手順をとってきた。
そこで参号機はレーザープリンターを使ったもっとシンプルで自分で組みたてることが可能なスクレーパーグリップの開発を目指した。
いわば弐号機をベースに開発した量産型だ。
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レーザープリンターでスポンジのシートをプラモデルのように切り抜く。
組み立てはユーザーが己の責任で行う。
組み立てには電源や工具は不要。
185秒。
これだけあれば、組み立てが可能だ。
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遊び心と製造単価、発送コスト、すべてに置いてシナリオ通りだった。
ただし、使いやすさを除いて。
使徒、襲来
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第3新長野市にいた僕は、先輩と待ち合わせるために白馬村で一番おいしいジンギスカン屋「のんじゃえ」の前に立っていた。
先輩は僕の居場所を見失って車で村を翻弄する。そのとき、僕の目の前を通りかかったのは、大柄な人型の人間だった。
それを見た社長は「間違いない。使徒だ」と言う。
僕は、大雪での大渋滞に巻き込まれそうになるところを、間一髪で到着した先輩に助けられる。
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「パターン青」
スキーワックス専門生命体(ワックス職人)を確認
使徒だ。
今まで僕たちは第三新長野市、つまり「白馬村」を拠点として試行錯誤を繰り返してきた。
零号機から参号機まで、志願したパイロット達がシンクロテストを行ってきた。実戦配備は行ったことがない。
使徒出現によりスクレーパーグリップは急遽実戦に向かうことになる。
決断を迫られる僕。「できるわけない」という僕を見て、社長は「他の者を起こしてくれ」と伝える。
すぐに肩を負傷した同僚がベッドで運ばれてくるが、そこにはまだ怪我が十分に完治していない体が横たわっていた。
しかし、同僚はその体でワックスを施行しようとする。
苦しむ先輩、倒れ込む先輩に体を添える。肩が震えていることに気付く。
逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ
覚悟を決める僕。
「やります。僕が対応します!」
そう言って顔を上げた。
静止した闇の中で
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使徒(ワックス職人)にスクレーパーグリップを渡す僕。
そう、彼らによってスクレーパーグリップの性能を客観的に評価してもらう時(とき)がきたのだ。
早速使徒がグリップをテストする。
バキッ!! という乾いた音が部屋全体に轟いた。
折れるスクレーパー、悲鳴が聞こえる社内
グリップがあることで力が入りすぎてしまいスクレーパー自体が折れてしまう事態が発生した。
私が死んでも代わりはいるもの
折れたスクレーパーたちがそうつぶやいているようだった。
逃げちゃダメだ 逃げちゃダメだ
僕は泣きながら楽天で代わりのスクレーパーをポチった。
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心のかたち スクレーパーのかたち
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今回の状況に関して議論する社内の面々。僕の責任を追及するため、監視の強化を図る社内。
「この展開は予想外ですな」
とぼけた質問で様子を伺う同僚。社長にどう言い訳するつもりか問うと、彼は不慮の事故として報告すると言う。
社長は、委員会の別命あるまでは従来型の製品を凍結することを決定する。しかし、僕はスクレーパーグリップ開発に取り憑かれたままだった。
「あんたが作ったんでしょう!?最後まで責任取りなさいよ!!」
頬を腫らした僕に向かって、同僚は感情をあらわにする。
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使徒襲来により開発工程は大きなダメージを受けた。
同時に彼らから多くのフィードバックを獲得ができた。
スクレーパーグリップを使うと力の加減が難しく、なれるまで時間がかかる。スクレーパー自体が折れてしまう場合もある。
最悪、ソールに深い傷をつけてしまう場合さえある。
機体に損傷を与える武器では本末転倒になってしまう。
グリップではなく滑り止めという新しい概念で考える必要がある。
スクレーパーグリップ Mark.04 完成
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白馬村で大雪警報が流れた日の朝。
ワックスのしすぎて痛めた指を見ながらふと思った。
一度グリップという概念を捨てて緻密な力加減とそれを支える手への滑り止めにフォーカスする必要がある。
ただの初号機のコピーではない、人の意思が込められている新型が必要だ。
新型モデルの開発は急ピッチで行われた。
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長細い小判型のフォルムにて内側に真空状態を生成できる機構とする
クリップ中央部を押し込むと、まるで吸盤のようにスクレーパーに吸い付く仕様
人類の叡智が集結した最新のCADシステムを用いてシュミレーションを重ねる
Think Pad P50、演算計測用マシンの乾いたファンの音が悲鳴を上げながら部屋全体に鳴り響く
CADでの回答
0.0000001%で成功です
ここは現実だ。ロボットアニメのような奇跡は起こらない。
吸盤の精度が無理だ。廃案だ。
次に内側に磁石を内蔵する仕組みで開発
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このクリップをスクレーパーにサンドイッチのように両面で挟む
磁石が内蔵してあることでグリップ部分を自分の好きな位置に変更することも可能だ。
何度もこのクリップをスクレーパーに挟む
緑のスクレーパーがサンドイッチのレタスみえてくるまで実験を重ねた
スクレーパーグリップ Mark.04
僕はそう名付けた。
日本中の電気の供給がストップしたとしても磁石の磁力によりグリップの力が保たれる。
また内側表面には、3M社製の滑り止めが貼ってあり、スクレーパーの厚さにより磁力が弱くともグリップが動くことがないように設計。
なにより内部のスクレーパーが折れたりする損傷を負うこともない。暴走を恐れる必要はないのだ。
Mark.04をベースにMark.10までさまざまな素材やパターンで開発。
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結果的に、さまざまなテストを行った結果、
人間の手とのシンクロ率が低い
この一言に集約された。
体感では10%程度であればノーマルのスクレーパーよりは改善しているのではという結果となった。
人の造りしものには限界があったのか。
灯油の残量が少なくなりストーブからアラートがなった。その日も大雪が深々とふる寒い夜だった。
涙、過去の遺物からの希望
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部屋に篭もりっきりの僕は、友人が留守番電話に残した最後のメッセージを繰り返し聞いていた。
それに今日も家に戻る気配のない同僚。その状況に取り残された僕。
もう1人の友人は、僕の家に泊まり込んでゲームばかりしていた。
「ごめんね、私、邪魔かな?」
僕は、スクレーパーが折れてしまったこと、そんな自分に自信が持てなくなったことを吐露する。僕は小さくうずくまって悔しさを流した。
トイレから戻った僕は、鏡をみて自分が初めて涙を流していることに気付いて驚く。
「泣いているのは、僕?」
僕はもうワックスをしないと決めたんです
そう答える僕に対して、今までワックス施行によってどれだけの板を救ったのかという揺るぎない事実を突きつける先輩。
ワックス施行があったからこそ、今ここにいること。ワックス施行をしたからこそ、今の自分になれたこと。過去は変えられないし否定もできないのだと先輩は言う。
これから自分をどうするのか、自分で決めなさいという先輩の声に、僕は決意する。
板一枚助けられなくて、何がワックスだ
僕は行き場のない怒りをぶつける。
僕はもう新たな開発をしない、そしてその怒りのまま過去に開発した製品を見直すことにした。
先輩「過去の実績まで道具として使っちゃうのね、君ってやつは」
コードネーム
イージーグラブシール
これは以前にモンスタークリフ社が総力を上げた開発した機能性ステッカーだ。
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ステッカーの中に柔らかい樹脂をサンドイッチして立体構造とすることでグラブ時に強力にグリップできる機能性ステッカーである。
インディーグラブができない?
なれば板表面を掴みやすい素材にすれば良い。
そんな発想から開発、そして実際の使用においては想定よりグリップ機能を実感できず廃案となった製品だ。
表面には3M社に並ぶグローバル企業tesa社のすべり止めが使われている。命をかける現場の最前線で使われている信頼性の高い滑り止めシートだ。背面のテープは3M社製 Y4180。それをABS樹脂でサンドして東京の下町工場にて型抜き。
世界屈指の企業の製品をあわせた最強の製品だ。
僕「廃案となった製品・・・。」
僕「彼らを生き返す?」
僕「ワックス神への冒涜ではないのか?」
そんな僕に向かった先輩は優しく言った
希望を待つより捨て身の努力よ
意味がわからないまま僕はスクレーパーにイージーグラブシールを装填した。
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終わる世界
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イージーグラブシールは悪くない製品であった。
滑りづらい、薄い、グローブをしていてもワックスを剥がすことができる。価格も安価、そして量産にも対応できる。
だけれども社内で決裁は通らなかった。
社長
「機能性すべり止めステッカーをスクレーパーに?」
「開発費の無駄遣いだな」
「売るほどの製品ではない。やるなら無料で配れ。」
そして僕の膝は崩れて落ちた。
ワックスの絶望と希望の狭間で葛藤した日々が脳裏に浮かぶ僕。
そしてグリップを使わず普通のスクレーパーに戻る僕。
始まりと終わりは同じというわけか…
すべてのスクレーパーグリップへ
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ふるえるような冬の寒さ。カメムシの羽ばたき音で満たされた空。凍った湖は、透き通るような青をそのまま映す鏡になっていた。そこに、一人の少年がワックス作業で汗を流して佇んでいた。
日々ワックス作業との戦いが繰り広げられる白馬村全体が見える丘の上。日が暮れて街灯が光を灯し始める時間。僕は空き地に車を止め、今後の成り行きについて考えていた。
「スクレーパーグリップを作って既に行き詰った人たちを、完全なワックス大好き人間に進化させる計画……正に理想の世界。そのために、まだ会社は僕を使うつもりなのか。」
暗闇に戻った空に向かって僕は言う。
僕らはスクレーパーの形を捨ててまで、ワックスをすべきではない
友人は言う。
「人は、走る板に乗るところにその存在がある。それが、パウダーの日に走らなかった板で自ら後悔した妹の願いだからな」
僕はイヤホンで耳を塞ぎながら、いつものように雪の草原の中で横になった。
しかし、プレイヤーの数値はゼロのまま、音は流れていない。外から大雪警報を知らせる音が聞こえる。カメムシの匂いがいつもより臭い、とても静かな夜だった。
すべてのスクレーパーグリップに
ありがとう
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=第1部 完=
エピローグ
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ここまで読んでいただきありがとうございます。
今回のスクレーパーグリップにおいては廃案となりましが、モンスタークリフ社では、3万円のパウダーボードTHE DAY.HAKUBAや3D構造のデッキパッド「クリフパッド」など、まだまだ色々なギアを開発しています。
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廃案となった製品
スタンスチェックシール
チェンジングという特殊印刷技術を使うことで、頭の位置がどこにあるか視覚的に確認ができることを目指したステッカー
Re:Board
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廃棄するスノーボードをスケートボードとして新たに再生させるプロジェクト
スケ棒
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白馬の間伐材を使用した松川河川敷専用モデルとしてのスケートボードの開発。
ギネス世界記録のカテゴリー申請。その後却下される。
テスト機では、最高速度 時速52キロを叩き出したが、怪我人が続出する。
ARスノーボード
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新モデルのスノーボードをARとして出現させ、自身のギアとの比較やサイズの感覚やイメージを掴むことができないか?
実際に当社が開発するTHE DAY.HAKUBAのモデルをAR化
雪山たつぞう
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スノーボード初級者が苦労するのがコケたあとの立ち上がり。ほぼ100%で腹筋崩壊する。 これをなんとかしたいと考え、お尻をついた状態からの立ち上がりを補助するハーネスを考案
さいごに
製品開発において「失敗」となることはごく日常的であり、それらを乗り越えてより良いモノが作れていくと信じています。
嵐がすぎた先が晴れであるように、失敗の先は希望でありたい。
今後開発する製品が日の目をみるその時を目指して、白馬村のモンスタークリフ社は今日もまた新たな開発に全力をそそいでいます。
ここまでの長文、お時間をいただき読んでいただきましてありがとうございました。
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