スキーやスノーボードといったウィンタースポーツに行く際に、ゲレンデ近隣に住んでいる方は使う事が無いかと思うが、関東やゲレンデから遠い所に住んでいる方は良く使うであろう高速道路。
今回はその高速道路を使って実験を行ってみた。
下道と高速道路どちらがお得なのか?
関東在住の方が白馬に来る際に使用する事が多いであろう関越自動車道と上信越自動車道を実験台として使用。
基点となるのは白馬村の白馬駅と、良く道路標識の指標になる東京の日本橋。
距離・燃費・時間等から分かった事とは??
白馬村から東京日本橋を目指す
使用した車とその状況
実験に使用した車は、トヨタのハイエース スーパーGL ディーゼル車だ。
スノーボーダーであれば使っている方も多いであろう車である。
積載状況は行きも帰りもほぼ満載に荷物を積んでいる状態。
重さは多少帰りの方が重いかもしれないが、誤差の範囲である。
エアコンはなるべく使用しないで、エンジンブレーキを使用して燃費が良い走りを意識した。
下道での平均時速は約40km前後
高速での平均時速は約100km前後で走行。
ガソリンは1度のみの給油で埼玉県内で給油。
給油時の単価で経由@113円である。
往路(白馬→東京)下道
行きは下道で出発。
夜中の0:45分に白馬村の白馬駅を出発。
道順としては、下記
オリンピック道路(白馬村)
↓
国道19号(長野市内)
↓
国道18号(長野県~群馬県)
↓
国道17号(群馬県~東京都内)
↓
環状七号線(環七)
↓
都道58号(尾久橋通り)
↓
国道4号(中央通り)
↓
東京都中央区 日本橋
上記が今回使用した道順である。
因みに白馬から東京までの下道での道順は他に2パターン程あるが、他の道順に関しては山道を抜ける道となり、一定速度で走行するのが難しいので今回は使用していない。
夜中の0:45分に白馬村の白馬駅を出発して、
日本橋に到着したのは朝7:05分
途中の休憩は約20分だったので実質6時間ちょうどで到着した事になる。
走行距離は270.2kmで平均燃費は11.6km/L
ガソリン代は2,632円である。
他にオリンピック道路の途中で有料道路が有るが、22時~6時の間は無料通行となる。
そのため、往路でかかった費用はガソリン代の2,632円のみとなる。
復路(東京→白馬)高速
帰りは高速で帰宅。
15:20分に日本橋を出発して、
首都高速宝町から高速乗車
↓
美女木ジャンクション経由で外環
↓
大泉ジャンクション経由で関越自動車道
↓
藤岡ジャンクション経由で上信越自動車道
↓
長野ICで下車
↓
県道35号
↓
国道19号
↓
オリンピック道路
↓
白馬村 白馬駅
上記が高速で使用した経路である。今回は特に渋滞にはつかまっていない。
15:20分に日本橋を出発して、
白馬駅に到着したのは夜の19:45分
途中の休憩は約50分だったので実質3時間45分での到着だ。
走行距離は276.7kmで平均燃費は11.2km/L
ガソリン代は2,792円である。
高速代は首都高速・外環・関越自動車道/上信越自動車道全て含み5,060円(ETC利用)
実験を行った日は平日だったので、休日であれば上記の金額より多少安く行ける計算になる。
他にこちらもオリンピック道路の途中で有料道路が有り、そこで210円を使っている。
復路の使用金額は合計で8,062円となる。
下道との差額は5,430円でほぼ高速代である。
まとめ
あくまで片道の検証となります。往復の場合は、約2倍の距離と費用になります。
下道 | 高速 | 差 | |
---|---|---|---|
かかった時間 (休憩除く) |
実質6時間 夜中 0:45分発 / 朝7:05分着 |
実質3時間45分 15:20分発 / 19:45分着 |
2時間15分 15:20分発 / 19:45分着 |
費用 | 2,632円 | 8,062円 | 5,430円 |
走行距離 | 270.2km | 276.7km | 約6km |
燃費 | 11.6km/L | 11.2km/L | 0.4km |
高速道路を使うことで運転への負担が軽減されるという点を考慮しないで単純に計算すると、
下道の場合は、2時間15分多くかかり、そのかわりに費用が5,400円浮く計算となる。
これを時間で換算すると、「1時間あたり2,400円」という計算になる。
もちろんせっかくの休日に「2時間の時間短縮」は、サラリーマンにとってプライスレス。
だけど全て下道で往復するとしたら、時間にして「約4時間」、費用は「約11,000円」の差が生まれます。
都内のアルバイトの日給レベルに相当します。
結果を見て頂いてどう感じただろうか?
また、一番意外だったのは走行距離である。実験をする前は下道の方が長い距離だと思っていたが、結果を見ると高速の方が約6km長い事になる。
もちろん実験を行う際の状況によって時間や平均燃費は多少の誤差は出てくる。
下道は時間帯によって掛かる時間が変わってくるが、それは高速道路を使っても同じだと思う。
土日・3連休・GWやお盆、年末年始休暇の長期休暇の時の高速道路の渋滞には悩まされる方も多いと思う。
特に毎回関越自動車道で渋滞に嵌まる方は、藤岡ジャンクションを過ぎた辺りから様子がおかしくなり始めるのは良く経験しているかと思う。また渋滞+事故が起きた際は現地を18時頃に出発して23時前には自宅に帰れる計算でも、一瞬で午前様を覚悟する瞬間になるであろう。
なので、上記結果を見て例えばであるが、上信越自動車道までは高速を使って、関越に入って渋滞が嵌りそうな所から下道で行く。といった手段も取れる。
1人で運転の方は下道で行くと長い長距離運転となるので大変かと思うが、カップルや家族連れの方は車内での会話も楽しみながら、好きな音楽でも聴きながらドライブが出来ると考えればお得なのかもしれない。
PS
今回下道で行った際に各都県のガソリン代をチェックしていたが、意外と言ったら失礼だが群馬県が4都県の中で一番の安さであった。
コメント
コメント一覧 (2件)
以前長野か新潟から自分も似たようなことをしたことがあって、下道ルートの山で恐ろしい勢いでガソリンを消費し、最終的には下道のみの「ガソリン代」と高速使用の「高速代+ガソリン代」がだいたい同じくらいなりましたw かかった時間は圧倒的に高速使用のほうが短かったので、それ以来高速優先ですねー。
車の燃費や重さもあるかもしれないですが・・・。
コメント頂き誠に有難う御座います。今回も山道を抜けるルートで実験を行った場合、全く別の検証結果になったかもしれませんね。やはり高速道路が一番楽ですね。