スノーボードを少し斜め上の視点から読み解こう

人生にエッジはきいているか? 仕事とスノーボード。まったく別のようで実は共通しているという話。

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ここ数年、「好きなことを仕事に!」と叫ばれることが多いですが、現実はそんなに甘くありません。
99.9%の人は仕事と両立してスノーボードを楽しんでいます。

休日には、仕事のことを忘れてスノーボードを楽しむことに集中する。世の中そんなスタイルのスキー、スノーボーダーがほとんどかと思います。

そのようなスノーボーダーの一人から、つい最近相談を受けたことをきっかけに一つの気づきを得たので今回はそんなエントリーです。

人生にエッジはきいているか?

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つい先日、友人からある相談を受けました。

「人生にエッジがきいていない」

という内容です。

彼は、普通に学校を卒業し何度かサラリーマンを経て、現在は自営業です。仕事は、基本的にルーティーンワークであることが多く、週5日を働き週末の休日を自由に楽しむ。

言わば、良くも悪くも「普通」の生活スタイルです。

ですが、やはり人は30歳くらいになると、ある程度の安定、ある程度のお金を得ることで、

将来このままで良いのか?

と自問するケースが多いと感じます。

仕事を長く続けてきたことで、自分の将来像がなんとなく想像できてきたしまったというタイミングも1つの要因かと思います。

そのような疑問や葛藤は大なり小なり、ある程度の年齢を超えると誰もが通る道かと思います。

人生のエッジとは?

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もちろんスノーボードでいうエッジングは、方向を変えるためにターンをするために使います。

人生のエッジ」とはなにかと言えば、ある人にとっては、違う部署に異動することであったり、転職することであったり、仕事を辞めて田舎に移住することであったり、思い切って海外で暮らしてみるなど、人により考え方はそれぞれなので定義はありません。

言えることは、

現在の環境を変え新しい可能性を探すこと

が一つのキーワードかと思います。

まさに今までの人生の進んできたラインからターンして違う方向へ向かうことになります。

要は「1度きりの人生、後悔しないようにもっとなにか面白いことにチャレンジしたい」ということかと思います。

エッジングした先に何を目指すのか

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では、「仕事を辞めるのか」「新しいチャレンジをするのか」といえば、それはまた難しい問題です。

現在の状態と将来への不安、新しいことへチャレンジした場合のリスク、それらを天秤にかけて行動することはある意味で人生のターニングポイントになるほどの大きな決断となる可能性も高いです。

  • 「もう少し貯金をしてからにしよう」
  • 「昇進できなかったら新しいことにチャレンジしよう」
  • 「その前にこの技術を身に付けておこう」

自分を正当化するための言葉は溢れていて、どのような言い訳も可能です。

チャレンジしなければならないという理由は、強い意志がなければ難しいといえます。

ではなにが強い意志として自分自身を動かすのか。

こればかりは、人それぞれであり、何事もないように簡単に強烈な人生のエッジングをかけてくる人もいれば、不安からくる衝動で動く人もいます。

ただ、経験則上、前者のようなエッジングすることに躊躇しない人は、自身では無意識であっても、人生において大きな指標を持っている人が多い気がします。

それは単に「迷ったら、より面白い方向へ動くようにしている」、「本能的に常に自分がかっこいいという感じた生き方を選択する」等、自分の中で大きなスローガンがあり、迷ったり、人生の岐路に立たされた時に、それらを行動指標しているような気がします。

それら経験によりエッジのかけ方がJSBA1級レベルになっており、ある程度のコンディションや地形でもエッジングできてしまうという印象を受けます。

では自分を動かす大きなスローガンとはなんなのか?

それは「もしお金が存在しない世界であったら、何をしたいのか?」という質問にヒントがあるかも知れません。

仕事のスタイルはスノーボードのスタイル

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話が逸れますが、僕の紹介をすると、14歳からスノーボードをはじめ、学生時代はバックパッカーやヨーロッパを自転車で横断、大学では1-2年時に単位をフルでとりつつお金も貯めて、3年時には一度も学校に行かずに休学せずに留学、大学卒業後は金融業界にて5年ほどサラリーマンをやり28歳で退職、退職と同時に結婚して夫婦で世界一周、帰国後に会社を立ち上げて今に至ります。

そのため、頭のネジが外れている人、考えがぶっ飛んでいる人から、ごくごく普通の人、そしてバリバリのサラリーマン戦士、無職から起業家まで幅広い交流や同じ土俵で生活してきた経験があると思っています。

僕自身は、無駄な挑戦はしない、チャレンジするのは自分の少しだけ上のレベル、そして安定を誰よりも愛しており、仕事はトラブル時でも粛々とこなすことが特徴であり強みであると自己分析しています。

決してリスクをとらずに、着実にコマを進めていくタイプです。

完全にサラリーマン型」ですし、自分で会社をやるのは面白いですが、サラリーマンも辞めるのが惜しいくらい楽しい時間を過ごしていました。

バックパッカー・学生・サラリーマン戦士・トラベラー・無職・起業を経験し、他の人から見れば「エッジがきいている」と捉える人もいますが、自分自身ではそれらの人生経験から人生におけるエッジングの仕方を少しだけ習得しているだけだと思っています。

例えば、世界一周から帰国して家を借りるのと同時に株式会社を立ち上げましたが、それすらも今までJSBA3級レベルであった自分が2級を目指したターンをしているに過ぎないと思っています。エッジはあまり立ててないです。

そして、所詮バッチテストなので2級に落ちたら3級に戻るだけという考えです。

なにが言いたいかというと、

「スノーボードのスタイルと同じ」

ということです。

  • 無理なスケジュールでのスノーボードトリップは組まない
  • カービングで危なくなるとスライドさせてしまう
  • 基本的にキッカーは自分で自身のあるサイズで飛ぶ
  • 逆エッジを恐れ、少し大きいキッカーでは常にまくられる
  • 小さいキッカーから徐々に慣れていくものの、サイズが少し大きくなるとやはり腰がひけるの繰り返し
  • 自分のレベルにあわないラインでは自分よりうまい人と滑る
  • スクールには入らない。あくまで自分のやり方で上達を目指す
  • いかなるコースでも遊び方を見つけて楽しめる

仕事とスノーボードのスタイルは非常に似ています。 これは他の人と滑っても感じます。

人生にエッジはきいているか? に対する僕の答え

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「人生にエッジがきいていない」という相談に対して、僕の回答は、

「下手にエッジ使うと逆エッジになるぞ!」

という、そのまま僕の性格が現れてしまった回答でした。

友人は苦笑いでした。

ただ、これには続きがあります。

逆エッジなしのスノーボードをありえない

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「下手にエッジ使うと逆エッジになるぞ!」

というのが僕の答えとなりますが、僕が言いたいのはその先です。

「逆エッジなくして、スノーボードは楽しめない」

ということです。

最初にスノーボードを始めた時は、当然ながら何度も逆エッジになり痛い思いをしました。
これはスノーボーダーならば必ず経験する洗礼儀式です。

ですがその逆エッジを乗り越えて、エッジングの感覚を覚え、さらにカービングを習得することで、スノーボードの楽しみ方は大きくひらけていきます。

そして、それらの基礎能力をベースとして、パークやバックカントリーなど、自分のスタイルにあった楽しみ方を覚えていきます。

つまり、スノーボードを究極に楽しむということは、その裏に、逆エッジをはじめとした逆境があり、それらを乗り越え、さらに楽しむことでスノーボードライフがより豊かになると思っています。

そして、仕事も逆境があったほうが間違いなく成長しますし達成感もあります。

人生にエッジをきかせるとは?

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僕の中では人生と仕事とスノーボードは「スタイル」というキーワードにて繋がっていると思っています。

  • 基礎を習得する
  • 楽しむ
  • 自分のスタイルを見つける

という3点です。

基礎がない状態で、いきなりエッジをきかせてカービングをしても最悪怪我をして再起不能となります。

初級者がいきなりJSBA1級を受けても合格できません。

そして技術を習得しても、楽しめなければもったいないです。

基礎を身につけると、より楽しくなり、チャレンジできる幅が広がり、最終的に自分のスタイルを見つけスノーボードライフをより豊かにする。これは仕事でも同じです。

  • スノーボードのスタイル
  • 仕事のスタイル
  • 人生のスタイル

スノーボードも逆エッジやキッカーでまくられることで成長し、仕事も逆境があったほうが間違いなく成長が早く達成感があります。

1週間のほとんどは仕事です。その仕事でも、ちょっとしたギャップを楽しみ、ルーティーンワークでもいつもと違った方法(ライン)を試したり、考え方一つで楽しみながらレベルを上げることが可能であり、スノーボードとも重なると思っていますし、それがスノーボードの楽しみ方にも表現されると思っています。

スノーボードを思いっきり楽しんでいるという人は、仕事も楽しんでいる、少なくとも仕事は苦痛ではないという人が多いと感じています。

人生のエッジのきかせ方は人それぞれですが、仕事もスノーボードも楽しむことで、少なくとも人生のエッジはよりかけやすくなると思っています。

その「人生のエッジ」が大回りだろうが小回りだろうが、

スノーボードと同じで直滑降だけで滑るよりエッジを効かせて滑ったほうが100倍面白い

というのは確かです。

エッジのかけ方は人それぞれですが、まずは挑戦してコケてみないことには、今の現状から先に進めない。

さあ、仕事も人生も、どんどん逆エッジを乗り越えて楽しみましょう!

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この記事を書いた人

生粋のスノーボーダー。
よくお勧めのブランドは?と聞かれるが、ボードはやはりB-POP、ウェアはジーンズメイト、ブーツはNAKED派。来季はMASSOへ乗り換え検討中。
世界各地をバックパッカー、NZ留学、ヨーロッパ自転車横断を経て東京理科大卒業後、金融業界でサンデーボーダーに転身、その後世界一周を経てスノーボード買取専門店のスノーボード買取モンスター(モンスタークリフ株式会社)を創業。

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