スノーボードを少し斜め上の視点から読み解こう

スノーシーズンの聖地・白馬でのオフトレに最適。サイクルイベント「第7回北アルプス山麓グランフォンド」

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スノーボーダーの中でもオフシーズンは自転車に乗っている人も多いと思う。

どうぜ趣味で自転車に乗るのであればやはりイベントに参加したい。

その中でも、白馬村で人気の自転車イベントが「白馬村・大町市・小川村・長野市を舞台に行われる北アルプス山麓グランフォンド」。

この大会はレースでは無くあくまで自転車の楽しさを感じながら、アルプスの景色や地元の食材を食べながら完走を目的としたサイクルイベント。

年々参加者が増えており、第7回を誇る今回は実に800名の方が全国各地から集まった注目のイベントである。

この大会は150Km/120Km/100Km/70Kmの4つのコースが有り、150Kmのコースのみ2~5名以上の複数人での参加が義務付けられている。
これはコースがなかなかテクニカルで激しいコース(ヒルクライム等)の為、1人よりも複数で助け合いながらを目的としている為である。

他の3つのコースは1人での参加が可能な為、僕は一緒に参加出来る人が居なく、今回120Kmのコースに参加をしたので、120Kmのコースの最大限の魅力・楽しさを紹介しようと思う。

結論から言うと、オフトレは自転車&白馬が鉄板です!

スノーボードと自転車の意外な接点

自転車とスノーボードの接点

一番はズバリ「バランス感覚」である。

良く上級者の方はロードバイクは軽ければ軽い程速く走れるし、登り坂も速く登れると言う方が多い。

しかしそれは上級者の方に限った事で、初心者の方の自転車のバランス感覚は非常に重要で高くて軽いロードバイクに乗っている人でもバランスを取るのが上手く無いと、その性能の良さが活かされなくなってしまう。

逆に安くて多少重いロードバイクでもバランスを取るのが上手いと、速く走れたりする物なので、自転車に乗りたての頃は安くて多少重いロードバイクの方が上達が早かったりする。

対してスノーボードも「バランス感覚」が非常に重要になってくるスポーツである。

スノーボードを初めて滑った時、先ずは「滑る」という事よりも「バランスを取る」事の方が重要になってくるので、そのバランス感覚を鍛えるのは正にオフシーズンのトレーニング。オフトレに繋がってくる!

後はトレーニングでは無いが、スピードを出せる競技であるという事。
スノーボードは登るとうい事はバックカントリー以外では無いが、空いているゲレンデをある程度のスピードで滑走出来るのが、楽しいと思う方も少なく無いだろう。

自転車も長い登り坂を登った後は、長い下り坂が待っている。
スピードを出し過ぎるのは危険なので良くないが、颯爽と下る瞬間は最高に気持ちいい!

そこはスノーボードと自転車の接点で有ると僕は思う。

スタートからゴールまでの絶景ポイント

スタートは大町市のスキー場。鹿島槍スキー場スポーツヴィレッジがスタートの舞台。

各クラスの出発時間は下記の通りである

クラス スタート時刻/各列4人10秒毎スタート
150Kmクラス 5:15
120Kmクラス 5:30
100Kmクラス 5:45
70Kmクラス 6:00

ここでスタートゲートの真後ろには立山連峰が見えるのだが、朝焼けの立山連峰が何とも言えない絶景で選手達のスタートを後押ししてくれていた。

山嶺

この絶景のお陰で選手体は素晴らしいコンディションでスタートを切れた。

そこから各選手達が出発をし、鹿島槍スキー場から白馬村の栂池スキー場へ向かう。

白馬に向かう時にももちろん絶景ポイントはある。

それが第2の絶景ポイント

1

これは国道148号線(千国街道)と県道33号線(オリンピック道路)の中間の道路で大町市と白馬村を繋いでいる道路の為、通った事の有る方も多いかと思う。
今の季節は山頂に被っている雪と下の緑のコントラストが非常にキレイに見えるポイントでオススメである。

大会当日は絶好のライド日和で景色も最高の景色だったので、この後の絶景ポイントにも注目して頂きたい。

白馬村を通るルートの中にはもう1箇所注目の絶景ポイントが有り、それは国道406号線の白馬村と長野市鬼無里(きなさ)を繋ぐ道路である。ここは約10Kmの山道を登った後に見れる景色で、キツイ上り坂の後のご褒美ビューである。

絶景

この景色は白馬の五竜・八方が一望出来る場所で、写真では伝わらない程登った後の景色はキレイなので、自転車を止めて写真撮影をする方がたくさん居た。
ちなみにこのルートは150Kmと120Kmのクラスの方のみ通るルートになっており、100Kmと70kmクラスの方は残念ながら見れないので注意!

白馬村を出ると次は鬼無里・小川村へと入る。

ここでは小川アルプスラインという小川村NO1の美しいビューポイントが有る。

小川村

ここは標高が1,000M以下と他の絶景ポイントよりかは低い標高だが、遠くのアルプスが良く見える為、サイクリストにも人気の映えポイント!

そして最後の絶景ポイントは大町市の鷹狩山からの大町市街のビューである。
ここからの景色はこの大会の絶景ポイント1番の目玉ビューポイント。

ここに到達するまでに120Kmクラスの人は約90Km走ってからの景色。

これは疲れなど感じてる暇も無いくらいの素晴らしさ!

スノーボーダー故に山から見える景色は大好きな為、その景色があるからこそ頑張れるのも一つである。

八坂山頂

八坂山頂2

キツイ山登り。難所の乗り越え方

今回のライドでは良い景色、美味しい食べ物。

ですが、もちろん登りのライドは非常にキツイです。

下記が各コースの獲得高度の表で有る。

クラス 獲得高度
150Kmクラス 約3,300M
120Kmクラス 約3,000M
100Kmクラス 約2,000M
70Kmクラス 約1,000M

獲得高度とは、自転車の世界では良く出てくるワードなのだがこれは標高差では無く、実際に登ってる高度の事を言う。

例えば、400M上り、200M下り、600M上りの道を走った場合の獲得高度は1,000Mとなる。

僕が今回は走った120Kmは約3,000Mの獲得高度がある。
3,000Mの登りは普段自転車で走ってるとなかなか体験出来ない登りの為、体力的にはもちろん精神的にも苦しい瞬間が多々ある。
これをサイクリストの人達はどう乗り切るか。

僕の場合は、自分なりの目標を自分の中で作るという事。で乗り切っている。

これは自転車だけでは無く、仕事やスポーツ全般に通じる事かと思うが、その目標を達成した時の達成感を考えるのが一番楽しくやりがいを感じてくると思う。

例えば、今回で言えば無茶な目標を作ると精神的に辛く楽しさが無くなってしまうので、登りは同じペースを保って走る!等。これは意外と難しい事であるが、それを達成した時の達成感や登って頂上から見える景色などを考えると、辛さよりもその後の事の方が楽しくなってきて乗り越えられたりするものである。

あとは自分との戦いにどこまで頑張れるかが重要なポイント。

地元食材が振る舞われる何度もあるエイドステーション

こういったサイクルイベントやランニングイベントで最近注目されているのが、各所にあるエイドステーション!

目次

エイドステーションとは?

ざっくり言うと休憩場所である。
選手達が水分や簡単な軽食、栄養補給等が出来る場所となる。

今回の大会はエイドステーションの充実さが話題となっており、北アルプス山麓グランフォンドという大会名だが通称北アルプス山麓グルメライドともよばれる程である。
その充実さは各4コースによって異なるが、下記のエイドステーションがある。

エイド名称 提供物
栂池エイド 手打ちそば
白馬エイド ブルーベリー
バナナ
鬼無里エイド きゅうり
戸隠エイド 手打ちそば
ウィダーインゼリー
小川アルプスエイド 手打ちそば
戸隠エイド おやき
漬け物
とうもろこし
ぽかぽかランドエイド みそおにぎり
漬け物バイキング
美麻給水所 冷奴
アクエリアス
鷹狩山エイド カップアイス
大町温泉郷エイド ひやむぎ
黒豆羊羹
レッドブル

上記が全てのエイドで各コースに振る舞われる食材・栄養補給等で有る。
他に全てのエイドで水が必ずある。

僕は出発して割と始めの段階でお金を持ってくるのを忘れたのを思い出して、かなり危機感を感じた。
ロングライドはかなりのカロリーを消費するので、途中でエイドステーション以外で何か食べないとヤバイと思った。がそんな必要は全く無かった。

ざっくり20Km間隔くらいでエイドステーションが有り、しかも糖分や塩分が高い物が食べられるので、お腹が空いて辛いという事が無く無事完走出来た。
これは事務局や地元のボランティアスタッフの事前の準備のお陰である。

エイドステーション

これだけエイドステーションが充実しているのは全国各地を見てもなかなか無いかなとは思うので、ライド以外の楽しさがある大会で有るのは間違い無い。

感動のゴール

僕は朝の5:30に出発して正午の12:50に無事ゴールする事が出来た。

僕は今回のライドでログを取っていたのだが、

走行時間: 5時間44分15秒(休憩時間除く)
獲得高度: 3,097M
消費カロリー : 3,392cal

となった。

獲得標高

人間は通常1日何もしない生活を送っても1,000cal消費しているが、何と半日で3日分以上のカロリー消費をした事になる。
勿論、ライド中は色々な物を食べているので、完全に3,392calを消費している訳では無いが、この消費カロリーはなかなか衝撃である。

そしてゴールした後は大会事務局長として大会を支えて頂いた、西沢勇人さんと記念撮影をして頂きました。

完走した方は全員頂ける、完走証と一緒に!
猛暑で灼熱の暑さの中、楽では無いコースを完走した達成感はやはり半端ない!ものである。

ゴール

是非スノーボーダーの皆さんもオフシーズンのトレーニングを兼ねて、サイクルイベントに出場をして頂きたい。

全国各地には今回の様なロングライド大会だけだは無く、短い距離で食べるのをメインにしたライド大会等も有るので、人それぞれの楽しみ方が必ず見つかるスポーツである。

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この記事を書いた人

生粋のスノーボーダー。
よくお勧めのブランドは?と聞かれるが、ボードはやはりB-POP、ウェアはジーンズメイト、ブーツはNAKED派。来季はMASSOへ乗り換え検討中。
世界各地をバックパッカー、NZ留学、ヨーロッパ自転車横断を経て東京理科大卒業後、金融業界でサンデーボーダーに転身、その後世界一周を経てスノーボード買取専門店のスノーボード買取モンスター(モンスタークリフ株式会社)を創業。

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