アメリカで流行のキャンプ版AirBnBにみる、余っている空き地を「個人所有のスキーエリア」として貸し出すことができたら面白いと思う未来

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みなさんAirBnB(エアビーアンドビー)はご存知でしょうか?

空いている部屋と旅行者をマッチングさせて、個人間で部屋の貸し借りができる民泊を提供するサービスです。

民泊などの規制により、色々とニュースになっており聞いたことがある人も多いかと思います。

世の中はシェアリングの時代

その中で、アウトドアが盛んなアメリカでは、キャンプ版のAirBnBこと「HipCamp」が人気となっています。


キャンプ版AirBnBの仕組み

q 画像参照 : hipcamp公式

非常にシンプルです。

HipCampは、個人で持っている土地とキャンプしたい人をマッチングさせるサービスです。

水やゴミ箱、wifi、トイレがあるかなどの細かい条件指定もでき、地図から選択して予約を行います。

なにもない山や草原の場合、数ドルから20ドルくらいの間の金額が多いです。


アメリカの場合、オートキャンプやキャンピングカーが盛んのため、平地さえあればトイレの心配ものなくキャンプが成立します。


日本は国土が狭いと言われつつも、田舎では見渡す限り「山」です。

ですが、どの山であっても、必ずどこかに「所有者」がいます。


それらの山が有料のキャンプ地として開放されれば、今までただの山林だった不動産が収益を生むことになります。


日本に限らず、このような場所や物をマッチングサービスは非常にたくさんあります。
例えば下記です。

マッチング内容 主なサービス
使っていない部屋×宿泊 Airbnb
遊休地×キャンプ場 ExCAMP
開いてる土地×駐車場 akippa (あきっぱ)
使っていないスペース×イベント等 SPACEMARKET
使っていないプライベートジェットをシェア Jet Freely
個人間カーシェアリング Anyca (エニカ)


長いコースは本当に必要なのか?

下記は僕が近くの公園(千葉県)でスノーボードをした時の話です。

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東京に大雪警報が出たその日、ぼく達は最強のPJ(ポコジャン)を作るために立ち上がった。 30年に一度だけ現れる奇跡のスキー場(公園)とそれを追いかける肥満系スノーボーダーの軌跡。

2014.02.09


スノーボードの遊び方は無限大です。

もちろんパウダーランやロングライドは楽しいですが、仲の良い友達とセッションをするのであれば、正直100メートル程の斜面でも十分楽しむことができます。

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それがスノーボードの魅力の一つであるとも思います。



個人所有の土地が開放されたら


  • 例えば、ドンドンPJ(ポコジャン)を作ってセッションが可能です。
  • キッカーを作ってイベントなどの開催も可能です。
  • 滑っているとなりでBBQもできてしまいます。
  • 初級者のプライベートレッスンにも最適です。
  • 他者との衝突の危険もなくキッズの練習にも使えます。

パウダーやロングライドを楽しむのは難しいですが、木の生えていない緩やかな斜面があれば、初級者用のスキーエリアにも活用できるかと思います。


平昌オリンピックのスロープスタイルで金メダルをとった、アメリカのレドモンド・ジェラルドの自宅の裏庭は、完全に理想的と言えます。

しかもバイクのタイヤを外して、チェーン部分にワイヤーを引いて自作Tバーリフトを作るというクレイジー&クレバーな仕様です。





なんとか安くしたいという層がいるということ

以前に下記のアンケートをとりました。


コースも施設も充実。ただし、リフト券が7,500円 47%
知名度が低い普通のスキー場。リフト券が2,500円 42%
コースは2本のみ、ただし無料 11%
上記結果を見ると、お金は関係なく、とにかく良い環境で滑りたいという層が最も多いです。

その半面、安く済ませたいという層も半数以上いることがわかります。

また、仲の良い友達と「わざわざ遠方から」からスノーボードをしにきているものの、「無料だけどコースは2本のみスキー場」へ行くという層が11%もいます。

旅行という非日常的なイベントの中でも、やはりお金という部分を現実的にとられている人が多いということかと思います。

そして根底には「仲の良い友達ならばどんなシチュエーションでも楽しめる」という理由もあるかと思います。
(スキー場のコースがたった2本だったとしても。)



まとめ


個人の土地が有料で安価に開放されて、
例えばそこにトイレなどの施設を建てたら、それは立派な「リフト無しのプライベートスキー場」となります。

将来、新しいスキー場の在り方の一つとして、そんな超小規模なスキーエリアが生まれてきたら面白いと感じました。


そして、それをもっと規模を大きくしたのが、ニュージーランドに存在する「クラブフィールド」のような概念に発展していくのではないかと思います。

ニュージーランドへ滑りに行くならナッツクラッカーを経験しよう!プロでも苦戦するその使い方。

2015.09.02


日本にスキー場が生まれて70年近く。(草津国際スキー場が1948年にオープン)

この70年間の間に、
  • 高速道路はより便利になり
  • 車の性能は大幅に向上
  • スマホやPCでどこででも仕事ができ
  • シェアリングが普及

そして個人でキャンプができる場所がマッチングされる時代に。

ですが、私たちの生活スタイルが非常に大きく変わってきている中で、スキー場の在り方は70年間変わっていません。


例えば、トラックの自動運転などはすでに実現しており、隊列走行で一度に何台ものトラックで運送が可能となる日も近いです。
除雪で破棄にお金がかかる雪をそのまま自動運転で都内の空き地へ運搬しコースを作る。

わたし達がスキー場へ行くのではなく、スキー場側が私たちのほうへやってくる。そんな日も来るかも知れません。


そろそろスキー場という概念も変わってくる。
そんな時代も近いのではないかと感じました。

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ABOUTこの記事をかいた人

モンクリさん

生粋のスノーボーダー。 よくお勧めのブランドは?と聞かれるが、ボードはやはりB-POP、ウェアはジーンズメイト、ブーツはNAKED派。来季はMASSOへ乗り換え検討中。 世界各地をバックパッカー、NZ留学、ヨーロッパ自転車横断を経て東京理科大卒業後、金融業界でサンデーボーダーに転身、その後世界一周を経てスノーボード買取専門店のスノーボード買取モンスター(モンスタークリフ株式会社)を創業。