スノーボードを少し斜め上の視点から読み解こう

【目指せ世界一周】 世界有名スキー場を制覇する世界一周スノーボードツアー(仮)とその費用を検証してみる

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スノーボーダー、いや旅行好きの人ならばやはり一生に一度の憧れは世界一周ではないだろうか。
お金や仕事の都合で絶対に無理!という人もいれば、その反面、仕事を思い切って辞めて世界一周をしてきたよという人もたくさんいる。

昨今は、LCCなども増えてきて、世界一周も非常にリーズナブルになってきていて、
世界一周にでるということ自体がそんなに敷居の高いものではなく、お金と時間に余裕があれば誰でもできてしまう時代になった。

という自分も2011年に夫婦で西周りで世界一周をしてきた。
実際に世界一周にでてみると、どの国でもだいたい同じように世界一周中の人に出くわす。

そう、この世はまさに世界一周時代の幕開けなのだ!

そんな中、スノーボーダーにとって非常に興味深い記事を見つけた。

コースで比べる世界のスキー場 インフォグラフィック
http://tg.tripadvisor.jp/ski/

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参考:http://tg.tripadvisor.jp/ski/

世界のスキーリゾートのインフォグラフィックだ。

有名なスキー場がいっぱい!!
しかもシャモニーの最長コースが全長22キロ!!!?すげー!!

じゃあ、自分の世界一周の体験やその時の費用をもとに、

スノーボーダーが最小予算で世界中の有名スキー場をまわりながら世界一周するという、スノーボーダーにとってはまさにファンタジーのようで誰もが憧れるスノーボードトリップに出た場合のコースと予算を妄想しよう!

そうそれが今回の主旨なのです。

ルールと前提

  • プロのバックパッカーを除き、一般的な世界一周は、「世界一周航空券」を使用するのが普通だ。
    今回は、世界一周航空券の中でも人気のスターアライアンスが販売している世界一周チケットを利用することとする。

スターアライアンスの世界一周航空券とは
全旅程で16区間以内、途中降機は3~15回まで可能。金額はエコノミーで32万円程度。(プラスサーチャージ料金など)
ルートのシュミレーションは公式HPから可能。
http://www.staralliance.com/ja/booking/book-and-fly/

  • 期間は、10ヶ月とする。8月などは南半球へ、それ以外は北半球へ行き滑ることを目的とする
  • スノーボードは飛行機搭乗で追加料金をとられるケースが多いが、その点は考慮しないこととする

行き先と日程

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行き先は、色々と有名なスキー場はあるものの、前述の「世界のスキー場」のリストにあるスキー場を制覇することとする。(日本のニセコは除く)
世界一周シュミレーションができるスターアライアンスのブック&フライと格闘すること1時間、ついにルートが完成

世界一周運賃 ご利用条件   Star Alliance

世界一周スノーボードツアーの概要は下記

日程

1.12月→日本からスイスへ飛行機移動

まず日本からバンコク経由でチューリッヒへ向かう。
時間があればバンコクでトランジットして、ハメをはずしてしまってもよいだろう。

スイスのチューリッヒからツェルマットまでは電車で4時間程度。
山岳鉄道は鬼にように高いため、ユーレイルパスを活用。
ツェルマットで1ヶ月間過ごす。ツェルマットは、ガソリンをつかった自動車の類は進入禁止。だから空気がキレイ。
ここでまず日本の都会雑踏からの離れ心身ともにリフレッシュする。
またツェルマットにはパークなどはないため、終始フリーランに徹する。

ユーレーイルパスとは
種類は色々とあるが、ヨーロッパ内で電車が乗り放題になる、青春18切符のヨーロッパ版。

2.1月→スイスからイタリア、フランスへ電車移動

電車で移動可能。
ユーレイルパスはイタリアやフランスもカバーしておりどこに行くにもだいたい1日もあれば十分移動が可能。
イタリアはセストリエールスキー場、フランスはシャモニーでスノーボード。
ちなみに、ツェルマットはイタリアとの国境にあるため、コースを間違えるとイタリア側のスキー場に行ってしまうので注意。
シャモニーでは、全長22キロのロングコースが存在する。たぶん滑りきるのに1日使い切る?!

ちなみに、時間があればドイツなどのスキー場も行ける。
スイスを軌道とすることで、さらにイージージェットなどの超格安航空券をつかえば、
基本的にヨーロッパ圏内はイギリスも含めて予約タイミングがあえば片道1万円くらいで移動が可能。

3.2月→スイスからスペインへ飛行機移動

基本的に寝台列車などを使えば、スイスからスペインまでかなり快適に移動することも可能。
(寝台列車を利用する場合はユーレイルパスとは別に追加料金が必要)
スペインでは、バケイラ・ベレットスキー場で過ごす

4.3月→カナダウィスラーへ

バンクーバーからグレイハウンドのバスに乗り継ぎウィスラーへ

5.4月→アメリカスノーマスへ

カナダはもう春の陽気。春の陽気に誘われて、冬を求めて南半球のアルゼンチンを目指しながらも途中のアメリカのコロラドで降りてスノーマススキー場で過ごす
その先のアルゼンチンのスキー場は6月からオープンとなるため、この度はじめての休息期間。
もしくは、お隣のカリフォルニアまでいけば、5月までオープンしているスキー場もある。

6.6月→アルゼンチンへ飛行機で移動

アルゼンチンのブエノスアイレスからラスレーニアススキー場へバスで移動。
ここで2ヶ月間過ごす

7.8月→最終目的地ニュージーランドへ飛行機で移動

ニュージーランドのクライストチャーチからマウントハットを目指す。
2ヶ月過ごすこととなるが、NZにはマウントハット以外にも有名スキー場が多いためワナカやクイーンズタウン方面にも遠征

8. 10月→日本へ帰国

10月からイエティーなどもオープンし、シーズンインとなる。

想定される費用

-飛行機代金

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スターアライアンス世界一周航空券を使用。Book&Flyよりシュミレーション

項目 金額
航空券 37万円
サーチャージ等 14万円
手数料 2千円
合計 51.2万円

-滞在/宿泊費用

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滞在費用は、スキー場に最も近い現地のユースホステルやゲストハウスのドミトリーに宿泊したとして換算することとする

項目 日数 費用
スイス 30日間 16万円
イタリア 30日間 12万円
フランス/スペイン 30日間 12万円
カナダ 30日間 10万円
アメリカ 60日間 15万円
アルゼンチン 60日間 15万円
ニュージーランド 60日間 15万円
合計 85万円

-移動費用

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ヨーロッパで電車乗り放題となるユーレイルパスは、費用を押させるためにセレクトパスとする。指定する国は、イタリア/スイス/フランス/スペイン。期間は2ヶ月以内であれば10日間使用可能。なお、ツェルマットの山岳鉄道はユーレイルパス対象外のため追加料金が必要となる。
またスキー場麓からスキー場までの移動手段は考慮していない。(結構重要ですが。。)

項目 金額
ユーレイルパス 5.5万円
ツェルマット山岳鉄道 1.2万円
スペイン国内バス移動 1万円
カナダウィスラーバス往復 3万円
アメリカスノーマスバス往復 2万円
アルゼンチンバス往復 3万円
ニュージーランドバス往復 2万円
合計 18万円

-食費

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ざっくり1日1,000円という生活を送ることとする。
基本ユースホステルのため朝食はつくケースが大半。

1000円×10ヶ月間(300日)= 30万円

-リフト券

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スキー場には1ヶ月のうち、20日を滑ることとします。可能な限りシーズン券や現地の連日パスを使用することとします。
また、費用を抑えるため基本的にアーリーパス(早割)を入手して滑ることとします。

どの国においても、基本的に複数のスキー場で共通して使えるパスも売っているが、今回は該当スキー場だけ滑れるというチケットを選択

項目 金額
スイス/ツェルマット1ヶ月パス 11.5万円
イタリア/セストリエール20日間 6万円
フランス/シャモニーパス10日間 4万円
スペイン/バケイラ・ベレットスキー 5万円
カナダ/ウィスラーシーズンパス 15万
アメリカ/スノーマス シーズンパス 15万
アルゼンチン/
ラスレーニアススキー場シーズンパス
16万
ニュージーランド/
マウントハットスキー場
8万円
合計 80.5万円

こう一覧にしてみると、海外のリフト券って意外と高い。
日本ってなんて良心的なのだろう。
アルゼンチンなどの場合、現地の物価と比べるともはやスキー・スノーボードは上流階級のご遊戯レベルなのではないだろうか。

世界一周スノーボードトリップのまとめ

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項目 金額
航空券 51.2万円
滞在/宿泊費用 85万円
移動費用 18万円
食費 30万円
リフト券 80.5万円
合計(期間10ヶ月) 264.7万円

世界一周においては、基本的に宿泊と食費で1日5,000円で過ごすのが標準的だ。
もちろんヨーロッパはそれより高いし、アジアであれば非常に安い。
その平均をとるとだいたい1日5,000円くらいが目安だ。

そう考えるとスノーボードをせずに、一般的な通常の世界一周を目指すのであれば5,000円×300日=150万円程度となる。
そこからリフト券などの費用もかかり今回の金額となっている。
ただ、リフト券はオールシーズン滑るわけでないが、シーズンパスを購入していたりしているので、
行き先のスキー場をもっと絞れば大幅なコストカットは可能だ。
また、自分の世界一周では1ヶ月以上滞在する場合は、必ず現地で部屋を短期で賃貸して住んでいた。
そのほうがずっと安上がりだ。もちろん1人トリップでなければコストはもっと下げられる。

欧米ではフラット(シャアハウス)なども一般的で、そこらへんの情報はネット上のクラシファイド欄でいくらでもある。
もしくは最近流行りのカウチサーフィンでもいいかも知れない。

ざっくり費用的にまとめると、予備費や保険代金をいれて、300万円以上はもっておきたいところだ。

さあ、職場に辞表をだして早速旅に出よう!
チケットは電話1本で買える。
あとは仕事を辞める勇気と旅支度だけだ!

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この記事を書いた人

生粋のスノーボーダー。
よくお勧めのブランドは?と聞かれるが、ボードはやはりB-POP、ウェアはジーンズメイト、ブーツはNAKED派。来季はMASSOへ乗り換え検討中。
世界各地をバックパッカー、NZ留学、ヨーロッパ自転車横断を経て東京理科大卒業後、金融業界でサンデーボーダーに転身、その後世界一周を経てスノーボード買取専門店のスノーボード買取モンスター(モンスタークリフ株式会社)を創業。

コメント

コメント一覧 (3件)

  • 凄い行動力ですね
    日本のスキー場だけでも全然行けてないのに世界なんて考えたこともなかった
    白馬八方尾根の8Kmでも長いと思ってたのに25kmってwww一本で足死にそう

  • 面白い記事ですね!
    最後の「あとは仕事を辞める勇気と旅支度だけだ!」は私のお気に入りの言葉です!
    私はこれから南米へスノーボード修行(2~3か月)に行くところで、どこのスキー場にしようか迷っていたので参考になりました!
    ありがとうございます!

    ワーキングホリービザ取得可能の国が増えてきているので、30歳以下の人達だと、各国のワーキングホリデービザを取得して滑りながら働きながら旅をするというのも手ですね^^

    • コメントありがとうございます。
      南米にスノーボード修行ってすごいですね!! 想像しただけでも眠れなくなりそうなほど面白そうで羨ましいです(笑)
      ぜひ現地から当サイトへの寄稿をお願いします!!

      当時NZにいた際は、自分は学生VISAでしたがワーホリで働きながら滑っている人はたくさんいました。ですが、個人的な印象ですが、自分から行動してアンテナたてておけば現地で働きぐちは結構あるような印象です。世界一周中も「うちに働きに来い」ってお誘いもかなりありました。日本人は結構引く手あまたです。

      とにかく怪我なくお気をつけてトリップを楽しんでください!

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