東京に大雪警報が出たその日、ぼく達は最強のPJ(ポコジャン)を作るために立ち上がった。 30年に一度だけ現れる奇跡のスキー場(公園)とそれを追いかける肥満系スノーボーダーの軌跡。

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プロローグ~都内に30年に一度の大雪が降る

その日、気象庁がいつにもなく大雪警戒情報を発信していた。
正直、気象庁の情報はいつも降る降るというだけで、結局は振らないという降る降る詐欺だと思っていつも通り仕事にでた。

だが、その日は違っていた。

本当に雪が降った。しかも大量に。忘れもしない、2014年2月8日のことだ。

そうだ、仕事はもう辞めにしよう。

そして、ぼくと同僚Aは、千葉県船橋市にパウダーを求め旅に出た。

PJ(ポコジャン)は1日にしてならず。事前のチェックと下準備をしたものがPJを制す

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そして僕たちは、この30年に一度の雪で遊ぶため自宅にスノーボードをとりにいった。

だが、肥満系スノーボーダーのぼくはあることに気づいた。

そーいえば、スノーボードを持っていないんだった!

そこで仕方なく物置小屋を探し、ついにスノーボードを見つけることに成功した。

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16年前のBURTON CUSTOMだ。
だが古いボードは古い往々にしてビンディングのストラップ部分が劣化して壊れているのがつきものだ。
恐る恐るラチェットを動かしてみる。

問題なし。

雪の神様が舞い降りた瞬間だった。

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そして車を走らせること5分。シークレットポイントへ到着した。

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めっちゃパウダー!!!
見渡す限り、ノートラック!!

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板がめっちゃ走る。最高!

PJ作り開始

PJに必要なアイテムはこれだ。

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徐々にPJが出来上がってくる

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そしてPJのチェックには、とりあえずバックフリップと相場は決まっている。

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いい出来だ。
だが、本番はあくまで明日。

本日はあくまで下地作り。本物のプロPJヤー(PJを愛するものの総称)は、明日の本番に備え体力を温存する。

そして、偶然にもちょうどソチオリンピック、スロープスタイルの準決勝が開始された時間だ。
まるで遠くロシアソチと千葉県船橋市、角野友基と肥満スノーボーダー2人の気持ちがシンクロした瞬間だった。

PJセッション当日。だがそこはノーマルタイヤのビギナーが道を塞ぎまくるというまるで地獄絵図な道のりだった。

今回のPJセッションは、エクストリーム出社も兼ねており、遊べる時間は限られている。
早朝AM4時に今回PJセッションに参加する仲間たちを拾い、30年に一度だけ船橋市飯山満に現れる飯山満スキー場へ向かった。

どの車もめっちゃ滑っている!!

いつもお世話になっているヤクルトの屋根が雪の重さで潰れている!!
ヤクルトおばさんは大丈夫だろうか。空で十字架をきり祈った。そして僕たちは再度目的地へ車をすすめた。

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そして、行く途中に立ち往生している車をなんども助ける。

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助けたおじさんは夜中からずっと立ち往生していたと。ロードサービスは来るまでに48時間かかると言われた。
絶望的な状況で助けられ、本当に救われたと。
そして、絶対うけとってくれとポチ袋を手渡してきた。
助けあうことはスノーボーダーにとってあたりまえのこと。何度も断った。
だが3度断ったあと、スノーボーダーAがお礼とともにすっと受け取りふところに入れたのであった。

そして、ついにPJがあるシークレットポイント(通称、飯山満スキー場)に到着したのであった。
この時すでに時間は朝8時。歩いたほうが早かったのではないかという疑問があったが、それを口にするものは誰もいなかった。

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PJセッション開始!

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これは今回の主役となるPJ。

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そしてPJセッション開始!

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もちろん縦系のトリックもできる。

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もちろん人を下敷きに飛ぶこともできる??

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幸運にもけが人は一人のみ。

これが衝撃の瞬間だ。

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出社時間がせまってきており、近所のキッズ達も集まってきたのでこれにて終了。
キッズ達にPJはあまりに危ないので、みなで壊して会社へ向かう。

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例のごとく帰り道もスタックしている車を何度も助け、仲間を駅に届け、30年に一度のPJセッションは終わったのだった。

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また30年後にこんな大雪の日がきたら、僕たちは今日のことをまた思い出すだろう。

END

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ABOUTこの記事をかいた人

モンクリさん

生粋のスノーボーダー。 よくお勧めのブランドは?と聞かれるが、ボードはやはりB-POP、ウェアはジーンズメイト、ブーツはNAKED派。来季はMASSOへ乗り換え検討中。 世界各地をバックパッカー、NZ留学、ヨーロッパ自転車横断を経て東京理科大卒業後、金融業界でサンデーボーダーに転身、その後世界一周を経てスノーボード買取専門店のスノーボード買取モンスター(モンスタークリフ株式会社)を創業。