まずは、バックカントリー時の心構えから
かぐらのバックカントリーは、
ルートにもよりますが2時間~4時間以上かかるものもあります。
何処の山でも天候は大変変わりやすいです。
朝のハイク時は、ピーカン晴れだったのに急に吹雪なんてことも多々あります。
全てが自己責任のバックカントリーの世界。
ビーコン、ソンデ、スコップ、バックパック、食料等、万全の準備をしていきましょう。
初めてバックカントリーに行く方は、経験者もしくは、プロのガイドの方の一緒に行くことを推奨します。
スキー場とは違い、バックカントリー全ての責任は自己責任になります。
心構えをしっかりもって安全に楽しく遊びましょう!
まず、必要な装備から確認しよう!
バックカントリー三種の神器
・ビーコン
・スコップ
・ゾンデ
バックカントリーの三種の神器といわれている装備です!
雪崩に埋まってしまうこともあれば、雪崩を巻き起こして他人にケガをさせてしまう可能もあります。
三種の神器に関しては、事前に練習し装備の時はしっかりチェックをしてからバックカントリーの臨みましょう!
また、バックカントリーで対応できる保険への加入も必須です。
登山届けを提出するべし!
登山届けは、第5リフトを下車した所の前もしくは、かぐらゴンドラ降り場駅にて提出します!
ここで必ず登山計画書を提出して下さい。
雪崩発生場所等が記載されている看板もあるので事前にチェックしていきましょう!
登山届を提出しないで山に入り事故を起こしているニュースが最近多くなってきています。
10分で完了しますので必ず記入しましょう!
初心者にオススメかぐらのバックカントリールートはこれだ!
かぐらでは2月位から第5リフトがオープンします!
第5リフトがオープンしてから登った方が、初心者の方には大変ラクだと思います!
BC初心者用おすすめルート①
かぐら裏中尾根ルート(ヤマレコより)
ルートタイム
10:30~ 第5リフト下車 【出発】
10:30~11:30 標高984mまでハイク
11:30~11:45 休憩
11:45~12:30 BC滑走
12:30 和田小屋(ウッドデッキ前)【到着】
ルート状況
かぐらでは、2月以降第5リフトがオープンします。
第5リフトがオープンすれば、下車後1時間弱のハイクになります。
比較的なだらかな斜度が続きますが、最高な景色と斜面を味わうことができます。
ゴンドラ降り場よりも降りすぎると登り返しが必要となるので注意して滑走しましょう~
BC初心者用おすすめルート②
かぐら裏田代ルート(ヤマレコより)
ルートタイム
13:00~ 第5リフト下車【出発】
13:00~13:40 ハイク
13:40~14:10 休憩
14:10~14:30 滑走
14:20 田代リフト降り場【到着】
ルート状況
第5リフトを下車後、まずハイクなしで滑走しますが南斜面のため雪崩の注意が必要です。
沢まで滑り終えたら20分程直登でハイクします。スノーシューは必須となります。
ハイク後、稜線に到着!
田代スキー場まで滑走します。稜線の南斜面は、斜度が急で雪崩の注意が必要となるので誤って落ちないように滑走して下さい。
雪質は、最高に良いです。途中、密度の薄いツリーランになります。
斜度もある程度あり、気持よく滑れます!
BC中級者用おすすめルート③
黒岩ノ平ルート(ヤマレコより)
ルートタイム
10:00~ 第5リフト降車 【出発】
10:00~10:55 1984mまでハイク
10:55~11:50 霧ノ塔に向かって稜線をハイク
11:50~12:35 三角(大日蔭山)でランチ
12:33~13:15 三角(大日蔭山)→黒岩ノ平→ドロップインポイントまで下り&登り
13:15~13:25 ドロップインポイント(1710m)で休憩
13:25~13:35 滑走(沢まで)
13:35~13:50 沢滑走 ※途中川が流れているので注意して滑走
13:50 和田小屋【到着】
ルート状況
第5リフトを降りて霧ノ塔までのハイクですが最後の急勾配以外は意外と楽に行けます。
三角(大日蔭山)から黒岩ノ平までの雪庇に注意して滑走した方が良いです!
雁ケ峰の方が5月だと結構雪崩れており滑走には向いていません。
1710mから滑走も南斜面なので注意が必要です。
滑走後の沢は5月だと川が流れているので注意が必要です。
バックカントリーの知識向上のためのオススメ本
日本雪崩ネットワーク公認本
日本雪崩ネットワーク(JAN)が、雪崩講習時に使用している本です。
初心者~中級者の方にも分かりやすく書かれています。
この本は、バックカントリーをやるなら持っていたほうが良い本です!
東京新聞出版局
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最後に
楽しさがあればあるほどその何倍ものリスクがあるのがバックカントリーです。
そのリスクをゼロにすることは不可能だと思います。
「究極の楽しさ=極限までリスクを減らすこと=バックカントリー」ということを忘れないで下さい。
極限までリスクを減らすために「経験」と「知識」が必要です。
経験に関しては、まずはガイドもしくは、経験者と一緒にいくこと。
知識に関しては、雪崩講習会などに自ら参加して勉強すること。
「経験」×「知識」=極限までリスクを減らすこと
になるわけです。
バックカントリーを通じてスノーボードという遊びを極限まで追求できると思います。
くれぐれも「自己責任」という言葉を忘れないで下さい。
ガイド等やルートに関してお気軽にご相談頂ければと思います。
下記、コメントやFacebook、Twitterでもお問い合わせお待ちしております。
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