スノーボードを少し斜め上の視点から読み解こう

つ、ついに売れた。ビンテージスノーボード。日本でビンテージスノーボードを売ってみた。お値段なんと。。

ビンテージスノーボード

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ビンテージスノーボードを知らない方へ

みなさんビンテージスノーボードという言葉をご存知でしょうか?

SNOW-LABでは以前にビンテージスノーボードについて、アメリカのebayなどを例に紹介してきました。
まだ、その記事読んでないYO! という方はまずは下記エントリーを読んでからどうぞ!

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前回までのあらすじ

history

ビンテージスノーボードとはざっくり言うと1980年前後のボードを指す。日本ではほとんど出回っておらず入手はかなり困難である。
原宿にあるBURTON FLAGSHIP STORE TOKYOに行ったことがある人ならば、ディスプレイされているビンテージボードを見たことある人も多いかと思う。

アメリカでは頻繁にオークションなどに出品されており、その金額も10万円くらいから30万円オーバーまで、かなり高値で取引されている傾向があるのだ。

そう、古いスノーボードはもやは骨董品、いや、100年後は金の延べ棒に匹敵する価値のあるモノかも知れないのだ!

もはやこれは趣味ではなく、「資産運用の一部」、金の匂いを嗅ぎつけたSNOW-LAB編集局では、ビンテージとは言わないものの、日本でBURTONのスノーボードが入ってきたばかりの初期型、1990年前後のスノーボードを入手。

実際に売ろうと試みたが、まったく売れなかったのだ。

突如入手できた激レアビンテージスノーボード

それは突然だった。
SNOW-LAB編集局では、とあるコネクションで1984年のBURTON PERFORMERを入手することに成功した。

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状態は極上、ボード中央にはシリアルナンバーと作った人のサインが直で入っている。(おそらくハンドメイドか?!)

とは言うものの、1984年のボードは、ビンテージの中では、はっきり言ってまだまだ新しくヒヨッコレベル、ebayなどでもそれほど高値にはなっていない。ビンテージ予備軍的な位置づけだ。

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なお、この当時のスノーボードにエッジという概念はない。スノーボードはただの木の板に等しいといっても過言ではない。ちなみに、エッジというスノーボード業界史上最大の大発明がなされたのは、1980年代後半のことなのだ。

入手してすぐ、秒殺で売れる! !

SNOW-LAB編集局では、ビンテージボードを早速売るべくお金を持っていそうな富裕層スノーボーダーに早速コンタクトをとった。

[voice icon=”https://snow-lab.jp/wp-content/uploads/2015/07/tomo.jpg” name=”SNOW-LAB編集局” type=”big l”]SNOW-LAB編集局です。
1984年のビンテージスノーボードを入手できました。[/voice]

[voice icon=”https://snow-lab.jp/wp-content/uploads/2015/07/face.jpg” name=”富豪系ボーダー” type=”big r”]買います。金額いくらですか?[/voice]

[voice icon=”https://snow-lab.jp/wp-content/uploads/2015/07/tomo.jpg” name=”SNOW-LAB編集局” type=”big l”]じ、実物見ないで、ノールック購入ですか?[/voice]

[voice icon=”https://snow-lab.jp/wp-content/uploads/2015/07/face.jpg” name=”富豪系ボーダー” type=”big r”]ええ、大丈夫です。おいくらですか?[/voice]

[voice icon=”https://snow-lab.jp/wp-content/uploads/2015/07/tomo.jpg” name=”SNOW-LAB編集局” type=”big l”](ど、どうしよう? まだ金額決めてなかった。。)[/voice]

[voice icon=”https://snow-lab.jp/wp-content/uploads/2015/07/face.jpg” name=”富豪系ボーダー” type=”big r”]おいくらですか?[/voice]

[voice icon=”https://snow-lab.jp/wp-content/uploads/2015/07/tomo.jpg” name=”SNOW-LAB編集局” type=”big l”]ebayで10万円くらいでは取引されているから、知り合い割引で1万円引くとして。。。
えーい!9万円でどうだ!
[/voice]

[voice icon=”https://snow-lab.jp/wp-content/uploads/2015/07/face.jpg” name=”富豪系ボーダー” type=”big r”]わかりました買います。取り置きお願いします。[/voice]

目次

ちくしょー!も、もっと高く言っとけばよかった~。。。

フリー写真素材ぱくたそ

FROM フリー写真素材ぱくたそ
今回の教訓
1984年のスノーボードは、秒殺で売れます。ただし、お値段は慎重に。

ビンテージではないものの、かなり古めのスノーボードも売れた!

実はSNOW-LAB編集局は、1990年~1992年のBURTONのAIRをはじめとしたスノーボードも持っている。
これは、下記記事の中でも書いたが、オークションに出していたのだが、全く売れず諦めていたのだ。
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そんなとき、とあるイベントの情報が舞い込んできた。

Patagonia白馬店 SNOW GEAR SWAP ~眠っているギアを必要な誰かへ~

SNOW GEAR SWAPとは?
「自分にとっては不要になったものは、必要とする誰かに託して、またさらに長く使ってもらう」というコンセプトのスキー、スノーボードギアの交換会

日本では初めての試み的なイベントが行われるというのであれば、早速SNOW-LAB編集局も参加するしかないと決めたのだ。

基本はブツブツ交換なので、金銭にはならないが、
あわよくば、いや、なにがなんでもスプリットボードと交換する! という強い信念を持って当日に挑むことにした。

但し、今回のイベントでは金銭も可とのこと、
そのため、こちらサイドは、今回のために敏腕営業マンも引き連れてきており、最強の布陣で望んでいる。

重要なので繰り返すが、
過去どんな交渉にも負けず、最高のパフォーマンスでクロージングするという伝説の営業マンを引き連れているのだ!

だが、しかし!予想外の外国人がやってきた!
敏腕営業マン、英語が全く喋れず! こちらが知ってる英語は二言のみ、交渉にはYESかNO、その二言の勝負となった。

[voice icon=”https://snow-lab.jp/wp-content/uploads/2015/07/face2.jpg” name=”外国人” type=”big r”]オー、イイスノーボードデスネ!
ハウマッチイズディス?[/voice]

[voice icon=”https://snow-lab.jp/wp-content/uploads/2015/07/toshi1.jpg” name=”営業マン” type=”big l”]???イ、イ、イ、YES !
(や、やべー。英語的な言葉で話しかけている。。なに言っているかわかんねー。)[/voice]

[voice icon=”https://snow-lab.jp/wp-content/uploads/2015/07/face2.jpg” name=”外国人” type=”big r”]コレ、カイタイデスネ。
○○エンデOKデスカ?[/voice]

[voice icon=”https://snow-lab.jp/wp-content/uploads/2015/07/toshi1.jpg” name=”営業マン” type=”big l”](や、やべー。なんか交渉してきてる。高そうな金額言っているっぽいし、とりあえず営業マンは笑顔でYESが基本だよな。)
 イ、イ、イ、YES, I do![/voice]

[voice icon=”https://snow-lab.jp/wp-content/uploads/2015/07/face2.jpg” name=”外国人” type=”big r”]サンキュー[/voice]

[voice icon=”https://snow-lab.jp/wp-content/uploads/2015/07/toshi1.jpg” name=”営業マン” type=”big l”]サ、サ、サンキュー[/voice]

売買成立!

ビンテージスノーボード

その後、千円札を8枚もらったのであった。

英語が少し話せる人に聞いたところ、お相手はカナダ人、将来博物館的なことをやりたくて展示したいとのことのようだった。(たぶん)

将来このボードが博物館に飾られるかも知れない、そう思うと今回の取引は金額ではなくプライスレス。
記憶に残る交換ができたのだった。

今回の教訓
少し古い微妙な年代のビンテージスノーボードは、なかなかオークションでは売れないけど、外国人には売れる!

次回!今回売れた1984年のBURTON PERFORMERでパウダースノーボードを滑る編

次回は、今回売れた1984年のBURTON PERFORMERをお借りして、パウダースノーボードを滑ってみる編をお届け予定。

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スノーボードの本来の遊びの原点とも言えるボードで、どこまで滑ることができるのか、30年前のスノーボーダーギアのパフォーマンスを徹底解説する予定だ。

SNOW-LAB編集局では、今後もさまざまな角度からビンテージボードを追って行きたい。

END

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この記事を書いた人

生粋のスノーボーダー。
よくお勧めのブランドは?と聞かれるが、ボードはやはりB-POP、ウェアはジーンズメイト、ブーツはNAKED派。来季はMASSOへ乗り換え検討中。
世界各地をバックパッカー、NZ留学、ヨーロッパ自転車横断を経て東京理科大卒業後、金融業界でサンデーボーダーに転身、その後世界一周を経てスノーボード買取専門店のスノーボード買取モンスター(モンスタークリフ株式会社)を創業。

コメント

コメント一覧 (5件)

  • 初めまして。
    写真は確かに84年のパフォーマーですが、おそらくソールがP−tex仕様になっているレアなレーシングモデルです。
    10万円でもだいぶ安いと思います。相場は15万円前後といった感じでしょう。

    • コメントありがとうございます!
      えー!!そうなんですね。。そんな特殊仕様なボードもあるんですね。まさかそれほどお宝だとは思いませんでした。勉強になります。

      数年に一回レベルでこの手のスノーボードはお目にかかる機会があるので、次回は慎重に行きたいと思います!

  • 同じようなバートンのボードがあります。金具は、スキープーツ用。
    入手したのが1990年前後、それよりは以前の物とおもわれます。
    興味がありましたらご連絡を。

  • 80年代にアメリカで買ったボードが、倉庫に眠ってます、販売できるのでしょうか?
    ご指導お願いします

    • コメントありがとうございます!
      80年代ボードの正確な年式にもよりますが、1980年や1981年などのモデルであればかなりのビンテージとなる可能性が高いです。その年代のボードにはシェイパーの名前がボードの刻まれているかと思います。シェイパーがジェイクバートン本人の場合はさらに高値となるようです。

      オークションやEbay等で売れば高く売れるかと思いますが、個人的にはキレイに保管しておいたほうが今後もっと高値になるのではと思います。

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